長井市の「ながい百秋湖」(長井ダム湖)の上流部をゴムボートで巡る「三淵渓谷通り抜け参拝」の運航が13日始まり、参加者が新緑と岩壁が織りなす神秘的な景色を堪能した。
三淵渓谷は高さ50メートルを超える断崖絶壁が約250メートルにわたって続く秘境。水神にまつわる伝説が残り、パワースポットとして知られている。湖面から眺める山肌には一部に雪が残り、ひんやりとした空気を浴びながら20分ほどで渓谷に到着。緑の間から日の光が差し、こけむした岩壁と湖面を照らす、静かで穏やかな絶景が広がっていた。
同市大町、主婦小幡睦さん(55)は「季節によって毎回違った表情がある。緑の鮮やかさ、鳥の声に癒やされた」と話した。
11月中旬ごろまで、市内のNPO法人最上川リバーツーリズムネットワーク(佐藤五郎代表理事)が金、土、日曜と祝日に運航。新型コロナウイルス対策として全便貸し切り制としている。問い合わせは野川まなび館0238(87)0605。
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