プレナス(東京)、三川・庄内でスマート稲作 「ほっともっと」運営、ドローンやIoT駆使

2022/5/11 11:47
ドローンを使って種もみや肥料をまき、効率的な米づくりを行う=三川町神花

 持ち帰り弁当店「ほっともっと」などを運営するプレナス(東京、塩井辰男社長)は、安定的なコメの確保などに向け、三川町神花などに自社で稲作を行う「プレナス庄内三川ファーム」を整備した。同社による生産拠点は国内2カ所目。日本有数の米どころ庄内でスマート農業を展開し、事業の拡大を図る。

 仕入れ米の確保や農業人口の高齢化などの問題解決を目的に、2021年2月から埼玉県加須市でスマート農業を取り入れた米づくりに取り組んできた。今回、豊富な雪解け水や整備の行き届いた水田などが大規模な生産に向いているとして庄内を選んだ。

 収穫したコメはオーストラリアで展開する自社店舗への輸出を予定している。同ファームは三川、庄内の2町で計約3ヘクタールの水田を借り、作付けする。「はえぬき」と「ひとめぼれ」を生産し、約15トンの収穫を目指している。

 同ファームではドローンを使用して水田に種もみを直接まく方法を採用。30アールの水田で田植え機を使用する場合と比べ、作業時間は4分の1ほどに短縮できる。ドローンで水田を空撮した画像を解析して生育状況を確認することで、効率的に育てることもできるという。

 このほか、多様な機器を通信でつなぐIoT(モノのインターネット)も駆使。田んぼに設置したセンサーなどで水位や水温を管理し、スマートフォンで水門の開閉もできる。

 10日に記者発表が行われ、ドローンやIoT設備について説明された。今後、耕作放棄地での作付けも視野に入れ、地元とのつながりを大切にしていくという。同社米づくり事業推進室の佐々木哲也室長は「庄内で技術を吸収し、おいしいお米を海外に届けたい」と話した。

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