14年のPO決勝直前、J1昇格を“予言” オシムさん「山形有利と見ている」

2022/5/3 11:15
2014年にイビチャ・オシムさんから寄せられたモンテディオ山形へのメッセージ(クラブ公式ホームページより)

 80歳で1日に死去した元日本代表監督のイビチャ・オシムさん。2014年のJ1昇格プレーオフ(PO)決勝の直前、古巣・千葉の対戦相手だったモンテディオ山形にメッセージを送ってくれた。「ジェフ(千葉)同様に小さなクラブが、クオリティーの高いサッカーを実践していることを幾度も見てきた」と評価し、サッカーの発展を願っていた。

 クラブによると、オシムさんからの激励は14年12月5日に届いた。6位でリーグ戦を終えた山形は、2度目のJ1昇格を狙っていた。PO準決勝ではGK山岸範宏さんが決勝点を挙げる劇的勝利で磐田を退けた。決勝の大一番はオシムさんがかつて率いた千葉戦だった。

 メッセージの冒頭でオシムさんは、直近の試合内容から「山形が有利だと見ている」と分析。千葉の監督に就任して初めて組んだ練習試合の相手が山形だったことに触れながら、「山形の人々が、モンテディオとともにあることも目の当たりにしてきた」と、地域性を温かく見ていてくれた。そして、決戦に向け、締めくくる。「山形がジェフを破り昇格を果たすのであれば、それもまた日本サッカーの進歩の証明になる。そのときにはまた、改めておめでとうを言いたい」。期待に応えるように山形は千葉を1―0で破り、J1昇格を決めた。

 訃報を受け、クラブは2日にツイッターで「山形の飛躍と日本サッカーの成長を願うメッセージをいただいた」と感謝。ピーター・クラモフスキー監督は「フットボールだけでなく、人としても日本にいろいろなものを残してくれた。悲しいニュースだった」と悼んだ。

 メッセージの全文は、山形の公式ホームページで公開している。

モンテディオ山形

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