「3年ぶりに友人と屋外の公園で会う計画を立てている」のは南陽市の50代自営業女性。山形市の50代パート従業員女性は、会社からの制限が出ていないため「県外に帰省し、友人たちと会食する」という。
山形市の60代主婦は東京に住む娘と孫の里帰りを受け入れた。「孫の成長が見たい」「田舎で連休を過ごしたい、過ごさせたい」との思いからで、「マスクや消毒などで気を付けて過ごす」。
西日本にいる家族が2年ぶりに帰省する鶴岡市の40代保育士女性は親戚とのバーベキューと家族・親族写真の撮影が楽しみ。周囲に最大限の配慮をした上で「各家庭が味わうべき幸せのタイミングがある。よその家にとやかく言わない理解が大切」と強調する。
茨城県に住む50代主婦は連休の前半を山辺町の実家で過ごし、後半は猪苗代でのキャンプを計画。「昨年までは外出を控えていたが、今年は感染対策を万全にして満喫したい」と考える。
コロナ対策について、寒河江市の50代会社員男性は「制限ばかりでは飲食店の経営も厳しく、経済が動かない」と指摘。白鷹町出身で群馬県の大学に通う10代男性は「時短営業で感染が抑えられたデータはあるのだろうか。時間を長くして客を分散させる方が良いのではないか」と提案する。
東根市の70代無職男性は、児童と若者の感染抑制と高齢者施設の入所者・職員のワクチン4回目接種を進めた上で「制限の最小化」を求める。山形市の50代税理士男性は「インフルエンザと同様の扱いにすべきだ。マスクと換気などは徹底し、部活動や経済活動は元通りに」と主張する。
一方、「県内にいる姉や妻の実家を訪ねることも自粛する」という高畠町の50代会社員男性は、感染者数が高止まりしている現状を踏まえ「県外との往来を規制しないのは疑問。収束までは当初と同様の対策を継続すべきだ」と訴える。
ほかにも「県外の人は県境をまたぐ移動を控えてほしい。今までの制限を続けて」(上山市、40代団体職員男性)「気持ちが緩み、対策も緩むと連休明けの感染者はどうなるのだろう」(長井市、60代自営業女性)といった声が上がる。
山形市内の40代自営業男性は、県外在住者と接触すると祖母がデイサービスを受けられなくなるため帰省しない。ワクチンの3回目接種が広がり、イベントなどの制限緩和は避けられないと感じており「過去2年と比べ、危機感は薄れているが、今後、変異株など新たなフェーズに入った時は迅速に対応できるように心構えは必要」としている。
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