新戦力爆発、モンテ本領 秋田と5-1、ホーム初勝利

2022/4/12 08:57
〈山形―秋田〉後半21分、山形のMFチアゴ・アウベス(左から2人目)が勝ち越し点を奪い祝福される=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2は第9節最終日の10日、各地で6試合が行われた。モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で秋田と対戦し、5―1で勝利した。第2節以来7戦ぶりの白星で、通算成績は2勝3分け4敗。順位は18位に上がった。

 山形は前節からメンバー2人を入れ替え、MFチアゴ・アウベスとFW鈴木国友が初先発を果たした。前半は好機をつくれず、0―0で折り返し。後半7分、MF藤本佳希の左足シュートで先制した。同13分に追い付かれたものの、同21分にアウベスがゴール前に詰め、勝ち越し点を奪った。同30分に相手GKが一発退場。FWデラトーレが2ゴール、FW木戸皓貴が1ゴールを挙げた。

 このほか首位の横浜FCは終了間際に追い付かれ、千葉と1―1で引き分けた。勝ち点は23。仙台は山口に2―1で勝ち、栃木を2―0で下した新潟とともに2連勝とした。

 山形は次節の17日、東京都町田市の町田GIONスタジアムで町田と戦う。

 【評】山形は数的有利を生かし突き放した。後半21分、初先発のMFアウベスのゴールで勝ち越し。積極的なプレスからミスを誘い、相手GKの一発退場につながった。スペースを生かしながら、終了間際に計3得点。秋田にセットプレー以外の好機を与えなかった。

逆境に発奮、攻め続け圧倒

 ようやく今季初の本拠地1勝をつかみ、格別な喜びに浸った。攻撃陣の新戦力がそろって活躍。相手GKの一発退場を追い風に、今季最多5得点の快勝を呼び込んだ。

 後半7分、1列下げた右サイドハーフで先発したMF藤本佳希が、左足で今季5ゴール目を決めた。一度はオウンゴールで追い付かれたが、同じ新加入のMFチアゴ・アウベスが同21分、結果を出した。FW鈴木国友と共に今季初のスタメン入り。自陣深くにいたMF南秀仁から4本の縦パスが通ると、中央右の鈴木が放った低い球に滑り込み、右足で押し込んだ。アウベスが言う「嗅覚」を利かせ、ゴール前に走り込んだ。移籍後初得点は「チームが自信を取り戻すゴール」になった。

 6戦未勝利の暗闇から大量得点に導いたのは、「どういった状況でも次の点を取りにいく」(ピーター・クラモフスキー監督)姿勢だったかもしれない。1点差で守るか、攻めるか―。合流したばかりのFWデラトーレ、MF河合秀人の同28分の投入で迷いをなくした。果敢な守備でミスを誘い、相手GKがペナルティーエリア外で手を使った決定機会の阻止で退場。その後に3ゴールを奪い、指揮官は「パフォーマンスとスコアボード(結果)が見合った」とうなずいた。

 2季連続となる序盤戦のつまずき、異例の再試合、けがや感染症による仲間の離脱がチームを奮い立たせた。「毎日やってきたことの報いがあった」とクラモフスキー監督。表情は変えなかったが、1カ月半ぶりの白星をかみしめた。

後半42分、途中出場した山形のFWデラトーレ(左)がシュートを決め3―1とする

デラトーレ早速2発

 ○…わずか20分程度の出場で、ブラジル出身のFWデラトーレが躍動した。クラブ関係者が「過去に記憶がない」と言うデビュー戦の2得点。「最高の午後を過ごした。僕たちに必要な勝利だった」と笑みを浮かべた。

 来日し2日にチームに合流したばかり。「(自分は)守備で圧力をかけ、ボールを奪いたい選手」と言っていた通りに献身的に動き、相手GKの退場を誘った。後半42分、MF河合秀人のスルーパスに抜け出し、右足で初ゴール。ロスタイムには浮き球が、GKの頭上を越えてネットを揺らした。2点目は「本当はクロス」と明かしたが、会場は美しい軌道に息をのんだ。

 充実の内容で早々とファンの心をつかみ、「素晴らしい雰囲気をつくってくれた」と感謝した。

ファンの笑顔うれしい

 ピーター・クラモフスキー監督の話 チームとしてのパフォーマンスを強く出せた。ロングボールを蹴って攻める秋田に対し、落ち着いたプレー、信念を持って戦えるかが重要だった。どのスペースを活用するかを理解し、やれていた。5得点でファンを喜ばせ、笑顔で帰ってもらってうれしい。

モンテディオ山形

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