岡山戦は再試合、審判員の規則適用ミス J2・モンテディオ山形

2022/4/6 10:51
岡山戦で退場処分となった山形のGK後藤雅明選手(中央奥)。審判員の競技規則適用ミスとして、Jリーグが再試合を決めた=3日、天童市・NDソフトスタジアム山形

 Jリーグは5日、J2第8節のモンテディオ山形―岡山(3日、天童市・NDソフトスタジアム山形)で、勝敗に影響する審判員の競技規則の適用ミスがあったため、再試合を実施すると発表した。適用ミスを理由とする再試合はJリーグで初めて。26日の理事会で実施方法や開催日時などを決める。

 試合は前半11分、自陣ゴールに向かうバックパスを山形のGK後藤雅明選手が手でかき出したため、手を使った「得点機会阻止」として退場処分を受けた。山形は終盤に失点を喫し、0―1で敗れた。

 足による味方のパスをGKが手で受けると、反則を取られる。ただ、競技規則では「GKが自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接FKが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」とされており、該当の得点機会阻止に関してもGKは除外される。主審は後藤選手に退場処分を命じず、間接FKで試合を再開するべきだった。

 Jリーグは、山形が一人少ない状況で80分間を戦ったことで「試合の結果に重大な影響を及ぼし得た」と判断し、再試合を決めた。通常は主審の判断を最後まで尊重するが、今回は競技規則に従っていないために「主審の決定を最終であるとはできない」とした。試合開催の日時などと同様に、後藤選手の退場処分や記録の取り扱いを今後決めるという。

 2018年の天皇杯全日本選手権2回戦では、PK戦で競技規則の適用ミスがあり、PK戦だけを後日やり直した。海外の国際試合では再試合の例もあるという。

次は勝たなきゃ ファン、判断歓迎

 モンテディオ山形のファンたちは、Jリーグの異例の判断を歓迎した。天童市モンテ応援隊代表顧問の五十嵐安正さん(77)=同市東長岡2丁目=は該当の試合を観戦。「ミスは人間だからしょうがない。再試合となって良かった」と喜び、「次は勝たなきゃ駄目だね」と選手たちを激励した。

 東京都北区赤羽西1丁目、会社員深瀬祥平さん(28)は「ほぼ1試合を数的不利な状況で戦った。競技規則を見たが、適用ミスは明らか。再試合は妥当だと思う」と強調し、「岡山は何も悪いことはしていない。Jリーグのケアが必要だと思う」と語った。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]