三たび…最終盤の悪夢 モンテ、岡山に0-1

2022/4/4 08:56
〈山形―岡山〉前半、ピンチをしのぐ山形のGK藤嶋栄介(中央上)。GK後藤雅明の退場に伴い急きょ出場し好守を見せたが後半ロスタイムに得点された=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2は第8節の3日、各地で11試合が行われた。モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で岡山と対戦し、0―1で敗れた。今季初の2連敗で、通算成績は1勝3分け4敗。順位は19位のまま。

 中3日の連戦で山形は前節から先発3人を入れ替えた。前半11分、GK後藤雅明が得点機会の阻止として退場処分となった。0―0で折り返し、後半ロスタイムにロングスローから決勝点を奪われた。

 このほか、首位の横浜FCは3―1で琉球に快勝し、3連勝で勝ち点22とした。東京Vは大分に1―0で競り勝ち、同18で2位に浮上。町田は千葉と1―1で引き分けた。

 山形は次節の10日、同会場で秋田と戦う。

 【評】数的不利になった山形は最後に力尽きた。前半11分のGK後藤の一発退場で苦しい流れに。長身選手を起用した岡山に対し、クロスを粘り強くはね返したが、後半ロスタイムにロングスローで競り負けた。連係で好機をつくったが、得点にはつながらなかった。

【青炎】序盤GK退場、「10人」で耐えたが―

 前半11分に退場者を出し、厳しい戦いを強いられた。粘り強さを示したものの、後半ロスタイムに決勝点を奪われる結末が待っていた。6試合連続で勝利がないまま今季初の2連敗。緊急投入となったGK藤嶋栄介は「最後の最後やられてしまうことは、人数に関係なく、今のこのチームの甘さでもある」と厳しく指摘した。

 GK後藤雅明の退場により、立ち上がりだった試合の戦況は一気に不利になった。前半終了後に指揮官が出した指示は「ボールを回し続ければスペースができる」。10人になったとしても、パスサッカーのスタイルを貫いて戦った。中3日の3連戦で疲労感が見える選手も出てきたが、守備は奮闘。だが、4分間のロスタイムは耐えきれなかった。ロングスローによる攻撃で失点を喫した。

 過ちを繰り返したような試合内容が多い。この日の退場はビルドアップ(組み立て)のミスが発端で、ホーム開幕戦や前節と似た場面から得点を許した。試合終盤の失点は第4節、第6節に続いて今回が3度目。不利な状況が重なったとしても、反省を結果につなげなければ状況は好転しない。

 昨季同様に序盤戦で低迷したものの、MF加藤大樹は拍手で後押しする会場の雰囲気に触れて誓った。「ショッキングな試合だったが、僕たちはやるしかない。前を向いて勝ちにいきたい」

リスタートが大事

 ピーター・クラモフスキー監督 10人で自分たちのフットボールをしてくれた。その中の努力、貢献性を感じ、もっと選手のためにやろうと刺激になった。東京V戦もFKで最後に失点をし、今回はロングスローの形だった。リスタートが非常に大事になってくる。

不可解な「一発退場」

 公式記録上、GK後藤雅明の退場は、認められていない状況で手を使ったことによる「得点機会阻止」とされた。一方で競技規則には相違する内容の記載があり、不可解な判定となった。

 異例のケースで、審判団は難しい判断を迫られた。今回の場面は、自陣深くでDF半田陸が後藤に向けてバックパスをした。しかし、位置取りの連係が乱れて、そのままゴールに入りそうになり、後藤がボールを追い掛けて飛び込み、ゴールラインの寸前で右手でかき出した。

 足による味方のパスをGKが手で受けると、ペナルティーエリア(PA)内でも反則になる。退場となる得点機会阻止の反則について、競技規則では「ハンドの反則を犯し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のPA内にいるGKを除く)」としている。他にも「GKが自分のPA内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接FKが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」と明記されている。後藤は今回、「与えられない」とする罰則で一発退場処分となった上、間接FKで試合が再開された。

 ピーター・クラモフスキー監督は会見で「審判の判断(の根拠)は分からなかった」と言及した。また、クラブはリーグに対し「所定の手続きを経て、質問および確認を求めた」という。

モンテディオ山形

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