県内高校、留学生招き国際交流 英語で議論、生徒に刺激

2022/3/22 13:03
国内の大学で学んでいる留学生と英語で交流する高校生=山形市・山形城北高

 新型コロナウイルスによって多くの学校活動が制限されている。その一つが国際交流だ。コロナ禍にあっても生徒の目を海外に向けさせる環境を維持するため、県内の高校生が国内に滞在する留学生と交流するプログラムに取り組んでいる。

 山形城北高(山形市、大沼敏美校長)で14日から5日間、国際教育研修(グローバル・エクスチェンジ・プログラム)が行われた。エジプトやベトナム、フィリピン、ガーナなどから一橋大、東京工業大、慶応大などに在籍している6人を招き、1年生40人が意見交換やグループワークを共にした。

 フードロスやSDGs(持続可能な開発目標)、地域活性化のイベントなどについて英語で議論したり、将来の目標を発表したりした。会話は全て英語で行う。生徒をサポートした留学生も母国語は英語ではないが、自ら英語を習得した経験がアドバイスに生きるという。

 プログラムは教育研修などを行う民間のアイエスエイ(東京)が運営している。県内の県立高でも取り組まれ、山形城北では昨年8月にも2、3年生向けに実施した。今回参加した戸田汐梨さん(16)は「日本語でも英語でも、自分の考えをしっかりと伝えられるようになりたい」と話す。

 多様性への理解を深め、志のある留学生と出会うことも活動の狙いだ。母国のために明確な目標を持って日本で学んでいる留学生の考えに触れ、感銘を受ける生徒もいる。進路選択への影響も期待される。大沼校長は「コロナ禍により日本全体の内向き志向が課題となっているが、その克服に直結すると確信している」と話している。

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