県写真展、上位候補を厳選 2037点出品、自然写真家の鈴木さん審査

2022/2/13 13:10
出品作を一点一点丹念に審査する鈴木一雄さん=山形市・山形美術館

 第56回県写真展(24日~3月21日)の作品審査が12日、山形市の山形美術館で始まった。出品者は444人(前回比16人減)、作品総数は2037点(同45点減)。前回に続き自然写真家鈴木一雄さん(68)=東京都=が審査し上位候補を厳選した。13日に県知事賞(最高賞)など入賞12点、準入賞と努力賞各10点を決める。

 県写真連盟と山形新聞、山形放送、山形美術館が主催、県と県生涯学習文化財団が共催する県内最大の公募写真展。新型コロナウイルス感染防止のため前回から公募規定を一部変更しており今回も審査は非公開。

 鈴木さんは福島県塙町出身。会社員、地方公務員を経て30代後半に写真家となった。日本写真家協会、日本自然科学写真協会などの会員で、現在も精力的に撮影している。25年かけて全国の桜を追った「サクラニイキル」、小国町の自然を見つめた「おぐにの聲(こえ)―山形県おぐにだより」など多くの作品集がある。国内最大規模の富士フイルムフォトコンテストや、秋山庄太郎記念米沢市写真文化賞、白い森の国“ふるさとおぐに”フォトコンテストなどの審査歴がある。

 この日の審査には阿部直美県写真連盟会長や菅野滋山形美術館長、県写真展運営委員ら関係者のみ立ち会った。作品内容はコロナ禍の影響で祭りやイベントものが少なく、自然風景や動物、日常の中の人物スナップが大半を占めた。例年通り作品を順次、台上に並べて進行。鈴木さんは「被写体の力と作者の力がかみ合ってこそ、見る人を感動させる写真が生まれる」と語り、被写体に宿る美しさや面白さ、撮影者の技術や感性を丹念に見極めた。過度に色彩を強調するなど画像加工への頼りすぎを戒め、被写体のリアリティーを大切にした心に訴える作品を選び抜いた。

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