高橋(山形中央高出)、成長誓う5位 冬季国体スケート・アイスホッケー

2022/1/28 13:16
〈成年女子1500メートル決勝〉5位の高橋侑花(大東大・山形中央高出)=栃木県・日光霧降スケートセンター

 第77回国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会は27日、栃木県日光市で各競技が繰り広げられた。日光霧降スケートセンターでのスピードスケートは11種目を行い、県勢は1500メートルで成年女子の高橋侑花(大東大・山形中央高出)と少年女子の重堂沙姫(山形中央高)が5位に入賞した。

 成年男子1000メートルの椿尚大(日大・山形中央高出)が準決勝を突破して決勝(8人)に残った。5000メートルでは成年男子の東海林寛右(明大・同)、少年男子の小谷謙太朗(山形中央高)と鈴木藍成(同)が12人による決勝に進出。2000メートルリレーは、少年女子の県選抜(重堂、大窪菜緒、石川珠夕、真野美咲)が1~4位を決める決勝に、少年男子の県選抜(倉田知悟、安井瀬七、鈴木、小谷)と成年女子の県選抜(鈴木杏菜、福田琴音、ウイリアムソン・レミ、高橋)が順位決定戦(5~8位)に進んだ。

 成年男子1500メートルで千葉県代表の北沢佑樹(法大・山形中央高出)が2位だった。

 28日は1000メートルと3000メートル、5000メートル、2000メートルリレーの各決勝が行われる。

【焦点】ラスト1周猛追、あと一歩 成年女子1500

 責任先頭(1回)の完了をラストの直線に懸けた。成年女子1500メートルの高橋侑花(大東大・山形中央高出)はスピードに乗って最終コーナーを抜けた。「もう少し」。トップの背中が近づいたが、最後のチェックポイントまでにかわすことができなかった。ゴールは2番手だが、順位は責任先頭の完了者が優先されるため最終的に5位となり「上位を狙ったけど仕方がない」と冷静に受け止めた。

 序盤で責任先頭を完了したかったが、不利な外側からのスタートで出ばなをくじかれた。集団の中で前に出る隙をうかがうも、なかなか抜け出せない。その間に4選手がポイントを奪ったことで覚悟が決まった。「ラスト勝負しかない」。残り1周で2番手に浮上。バックストレートで加速、最終コーナーを勢いよく抜けた。「優勝か5位か」の大一番でトップを猛追したが、あと一歩届かず「最後のポイント(責任先頭)を取れなかったのは残念」とうつむいた。

 高校時代は全国高校選手権の優勝はもちろん、冬季ユース五輪で銀メダルを獲得するなど、国内外で実績を残した逸材。大学では練習量こそ減少したものの、自分で考えながら課題と向き合っている。昨年末に繰り広げられた北京冬季五輪の代表選考会で1000メートルと1500メートルの自己ベストを更新。3月の世界大学選手権(米国・レークプラシッド)の代表入りも決めた1年生は「もっと成長していきたい」と貪欲さを見せた。

重堂(山形中央高)笑顔の全国初入賞 少年女子1500で5位

〈少年女子1500メートル決勝〉5位入賞を果たした重堂沙姫(山形中央高)

 ○…少年女子の重堂沙姫(山形中央高)にとってはうれしい全国初入賞。1500メートルで5位という結果に「表彰台には届かなかったけど、頑張ってきたかいがあった」と賞状を手に笑みがこぼれた。

 複数選手が一つのレーンで同時スタートする国体特有のシングルトラックでのレースにも「落ち着いて臨むことができた」。有力選手がスタートから飛ばし、序盤で責任先頭(1回)を完了させるプランは崩れたが、すぐさま着順争いに気持ちを切り替えた。

 スピードのある選手をマークしながら集団で待機。スパート勝負は「思ったよりも足にきてしまった」というが、「もっと体力を付けることができれば、より上のレベルで戦えるはず」と前向きに課題と向き合う。

 先の全国高校選手権は3000メートルで9位。惜しくも入賞を逃しただけに「国体では絶対に入賞したかった」と強い気持ちで臨み、結果につなげた。「目標の表彰台は次に達成したい」と3000メートルと2000メートルリレーでの飛躍を誓った。

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