古民家守る、炎と煙 鶴岡「旧渋谷家住宅」で火たき

2022/1/28 08:44
かやぶき屋根を守るための「火たき」。いろりから上る煙が屋内に広がった=鶴岡市・致道博物館

 鶴岡市の致道博物館にある多層民家「旧渋谷家住宅」で冬の風物詩「民家の火たき」が行われている。かやぶき屋根を守る作業とされ、いろりから上る煙を古民家に充満させている。

 古民家内の一室で担当の2人が午前9時ごろからいろりを囲み、火勢を見ながらまきをくべる。薄暗く、静かな室内。いろりに掛けられた鍋でふつふつと湯が沸いている。時折ぱちりとまきがはぜ、ちりちりと火の粉が舞う。

 国指定重要文化財の旧渋谷家住宅は1822(文政5)年に現在の同市田麦俣に建てられ、1965(昭和40)年に移築された。火たきはかやぶきに潜む虫をいぶり出し、建材を結ぶ縄をすすで丈夫にするとされる。3月半ばまで毎週木・日曜日に行う。午後1時ごろまで火を入れ、同3時までに消す。

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