攻撃面の連係、飛躍の鍵 Bリーグ2部・山形ワイヴァンズ、今季折り返し

2022/1/26 09:38
攻守でけん引する山形のケニー・ローソン・ジュニア=2021年12月、山形市

 バスケットボール男子・Bリーグ2部のパスラボ山形ワイヴァンズは23日の第17節熊本戦を終え、リーグ戦全60試合の半分に当たる30試合を消化した。前半15試合は10勝5敗と好調だった一方で、後半15試合は5勝10敗と対照的な結果に。数字を比較すると、攻撃面の課題がはっきりと見えた。さらなる飛躍へ修正が必要不可欠だ。

 ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)体制2季目の滑り出しは上々だった。Bリーグクラブタイの開幕4連勝を記録した。今季は河野誠司主将らガード陣を筆頭に、センターのケニー・ローソン・ジュニアなど3点シュートが得意な選手がそろい、前半15試合終了時点で3点シュート成功率はリーグ14チーム中1位の35.5%。武器が明確だった。

アタック不足

 一方で、後半15試合の3点シュート成功率は30.3%まで下がった。3点シュートが下向いた要因について、村上駿斗(山形南高出)は先月19日の仙台戦に敗れた後、「完全に自分たちガード陣の責任。もっと中にアタックしないと」と悔しがった。外でパスは回るものの、マークは剥がれずフリーで打てない場面が明らかに増えた。

 外角シュートを生かすには、スクリーンプレーとドライブでインサイドを攻め、キックアウト(外の選手へのパス)につなげることが必要。相手の脅威になる切り込みが少ないことが、被ファウル数やフリースロー数の少なさ、2点シュート成功率の低さに表れている。フリースロー成功率はリーグトップだが、生かし切れていない状況だ。

守備に好材料

 大敗した前節熊本戦では、他の課題も浮き彫りになった。主力のオーランド・サンチェスが不在の中、高い位置からの積極的な守備にさらされて組み立てに苦戦。苦しい体勢のシュートが増え、攻撃が停滞した。攻守の切り替えの速さでも相手が上回った。

 今後への好材料は、リーグで3番目に少ない平均失点数とターンオーバーの少なさ、そしてリーグ5位のスチール数。積み上げてきた守備と連係は一定の成果を出していると言える。1試合平均16.9得点、9.4リバウンドをマークするローソン・ジュニアらを中心とした、組織立った粘りの守備は大きな強みだ。

 一方で攻撃面の連係は喫緊の課題。ライコビッチHCが繰り返し口にする「継続」が鍵を握る。堅守をベースにした方向性を信じて連係を深化させ、一つ一つの課題をクリアすることで、チーム力が高まることに期待したい。

山形ワイヴァンズ

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