コントラバスの移動、楽々 山形工高生が台車作り、山響に贈呈

2022/1/25 09:02
コントラバスキャリアの工夫したポイントを山形交響楽団の関係者に説明する生徒=山形市・やまぎん県民ホール

 山形工業高(高橋良治校長)機械科の3年生が、山形交響楽団(園部稔理事長)からの依頼で作った台車「コントラバスキャリア」の贈呈式が24日、山形市のやまぎん県民ホールで行われた。

 オーケストラで存在感を放つコントラバスは高さが約2メートル、重さは10キロ以上にもなる。移動の際、同楽団ではスタッフが手持ちで運んでいたが「距離がある会場だと大変」だった。そこで移動を楽にする台車がほしいと、2020年度にリクエストした。

 開発に取り組んだのは鈴木陽也さん(18)、小笠原清愛さん(18)、高橋直希さん(18)、榊尚真さん(18)、武田瑠斗さん(17)の5人。1年上の先輩グループが試作品の段階まで煮詰めた作業を引き継ぎ、改良を加えてきた。

 何よりこだわったのは安定性。同校機械系のOB会(山工機光会)も支援し、高価な楽器を安全に運ぶため、荷台と楽器の接触部分や四つのキャスターの取り付け部分の強化などに工夫を凝らしたという。

 贈呈式では生徒代表の鈴木さんが「学んだ技術を役立てることができ、光栄に思う。貴重な体験だった。長く使ってほしい」とあいさつ。園部理事長は「隅々まで精巧な設計がされている。感謝している」と謝辞を述べた。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]