県と山形市によると、新規感染者の内訳は山形市38人、鶴岡市37人、酒田市24人、庄内町6人、米沢市5人、寒河江、上山、長井、東根、尾花沢、南陽、中山、大江、大石田、白鷹、三川、遊佐各市町と県外が1人ずつ。県内の流行第6波で確認されたクラスターは計7件となった。
同幼稚園ではこれまでに男児1人と女性職員1人の感染が判明しており、感染者は計13人に上る。他の園児と職員約230人を対象にPCR検査などを行い、25日以降に結果が分かる予定。同幼稚園は22日から休園している。
他のクラスター関連では、同市の認定こども園山形聖マリアこども園で新たに園児17人、職員1人の感染が判明し、感染者は計23人となった。米沢市の米沢東高では生徒2人、酒田市の特別養護老人ホーム「寿康園」では女性職員1人がそれぞれ陽性となった。
自宅療養者は増加の一途をたどっており、これまでは昨年8月23日の237人が最多だった。
湯田川病院、入退院再開
鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院は24日、委託業者の従業員1人が新型コロナウイルスに感染したのを受けて見合わせていた、入院受け入れと退院、外来の各業務を再開したと発表した。この従業員と接触した入院患者、病院職員にPCR検査を行い、全員の陰性が確認された。
東根市、施設使用を制限
東根市は24日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、25日から当面の間、主な公共施設の使用を2時間以内に制限すると発表した。対象は小中学校(学校開放時)や市民体育館、各地域公民館など。さくらんぼタントクルセンターの子育て支援センターは1時間以内で、人数制限を設ける。
山形の2校、通常登校に
山形市教育委員会は24日、新型コロナウイルス感染症に伴い臨時休業となっていた市内2小中学校について、同日から通常登校にしたと発表した。理由について市教委は「新たに感染が拡大する可能性は低いと判断した」としている。
庄内地区の教職員感染
県教育委員会は24日、庄内地区の県立学校に勤務する20代女性教職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
県教委によると、同居家族が感染し、教職員が22日に検査を受けて陽性が判明した。15日以降は休暇取得などで児童や生徒への接触はないという。
鶴岡・保育園と教委で
鶴岡市は24日、市立保育園に勤務する40代女性と、市教育委員会所属の40代男性の職員2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも同日に市内医療機関で検査し、陽性となった。保育園は25日から臨時休業し、濃厚接触者とされた職員は自宅待機する。市教委職員は不特定多数の市民との接触はなく、同僚職員は陰性が確認された。勤務先施設は消毒済みで、業務を継続する。
「こころの医療」職員も
県病院事業局は24日、鶴岡市の県立こころの医療センターに勤務する40代女性職員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
同事業局によると、女性職員は21日まで勤務し、22日に抗原検査で陽性が判明した。マスクの着用や手指消毒など十分な感染予防対策を講じていたという。接触があった入院患者らのうち、発熱などの症状があった数人については抗原検査を行って陰性を確認。女性職員が勤務する病棟の入院患者全49人と、接触があった職員ら48人についてPCR検査を進めている。
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