登頂の姿、動画撮影 ヒマラヤのアマ・ダブラムに挑んだ飯沢さん(東根)

2022/1/24 22:06
アマ・ダブラムへの挑戦の様子を動画で撮影する飯沢政人さん(右)。左はパートナーの赤坂純友さん(飯沢さん提供)

 昨年11月、岩手県の友人と2人でヒマラヤの鋭峰アマ・ダブラム(6812メートル)に挑んだ東根市の登山家飯沢政人さん(36)=同市下川原1丁目、西川山岳会=は、自身初の試みとして登山中の本格的な動画撮影にチャレンジした。高所ならではのドラマや諦めない心をテーマに素材を集め、登頂にも無事に成功。登山家に加え、山岳カメラマンとしての活動をスタートさせた。

 飯沢さんは世界2位の高さを誇るK2(8611メートル)登頂に2018年、県人で初めて成功した。その後勤めていた会社を辞め、登山家に転身。同時に「困難に挑戦する姿や仲間とのつながりをドキュメンタリー映像として表現したい」との思いが芽生え、山の写真や動画の撮影に興味を持ち、機材をそろえて撮影の勉強を続けた。

 2年以上の準備期間を経て今回、岩手県奥州市の工務店社長赤坂純友さん(36)と2人で海外登山に挑んだ。アマ・ダブラムはエベレスト(8848メートル)の南側に位置し、切り立った山肌と天をつくような山容が特徴。2人は昨年10月中旬にヒマラヤ入りし、標高4600メートル地点のベースキャンプを拠点に11月4日、登頂に成功した。

 飯沢さんは複数台のミラーレスカメラや、撮影者の頭部などに取り付けられるアクションカメラ、音声記録用のボイスレコーダーを現地に持ち込んだ。登山中は2人で意見を激しくぶつけ合った末に目標を再確認し、絆を強めた場面もあったという。その様子も全てを記録した飯沢さんは「一人の人間が最後まで諦めずに前進する姿を見られた登山だった。自分も当事者ではあるが、レンズ越しの俯瞰(ふかん)した目線での登山を味わえたのは新しい経験となった」と振り返る。

 膨大な量の映像と写真は制作会社に編集を依頼。ドキュメンタリーは26日午後7時からテレビユー山形で放送される。飯沢さんは「今後は写真展も企画したい」と話している。

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