大学4年の五十嵐、佐藤V 県総合スキー大会・国体県予選

2022/1/24 11:52

 第77回国民体育大会冬季大会県予選会を兼ねた県総合スキー大会は23日、最上町の赤倉温泉スキー場でアルペンの男女大回転が行われ、成年女子Aは五十嵐紫乃(慶大・山形中央高出)が1分9秒10で2連覇を果たした。

 成年男子Aは佐藤柚貴(東洋大・日大山形高出)が1分6秒05で頂点に立った。同Bは小田良祐(神町自衛隊)が1分7秒35、同Cは叶靖長(同)が1分8秒81で制した。

 少年男子は株木玖隆(日大山形高)が1分8秒04、同女子は松田弥咲妃(同)が1分10秒46で優勝した。

〈アルペン大回転成年女子A〉2年連続優勝を果たした五十嵐紫乃(慶大・山形中央高出)=最上町・赤倉温泉スキー場

【ハイライト】「減速しない」五十嵐雪辱―大回転成年女子A

 前半のターンでスピードに乗った五十嵐紫乃(慶大・山形中央高出)が成年女子Aの頂点に立った。前日までの県選手権は女子回転、大回転とも同世代のライバルが優勝。「減速しないことをとにかく意識し、ラインを余分に取らずに攻めた」と強気に臨み、雪辱を果たした。

 前日まで軟らかかった積雪は適度な日差しで締まり、良好なコンディション。「いつもの滑りができる。板にしっかりと体重を伝えよう」と集中して滑り抜いた。一方で自己評価は「緩斜面での失速や体の向きなど、失敗も多かった。65点くらい」と辛口だ。

 今季は昨年11月にオーストリアで始動。だが新型コロナウイルスの感染拡大による帰国後の自主隔離期間の影響もあり、ここまで回転、スーパー大回転中心の練習だった。県選手権では本来の滑りができず、前日の夜は「自分の滑りの映像を見てずっと考え込んでいた」。優勝した越後英美華(法大・日大山形高出)の存在も意識していた。

 それでも自分の滑りをしようと切り替えた。攻めの滑りを貫き、そしてつかんだ栄冠。「大学4年で、第一線を戦うのは最後。山形に貢献したい」と大舞台で最高の滑りを誓った。

〈アルペン大回転成年男子A〉県選手権の男子回転、大回転と合わせて三つのタイトルを獲得した佐藤柚貴(東洋大・日大山形高出)

【ヒーロー】地の利、佐藤充実―大回転成年男子A

 ○…成年男子Aは地元最上町出身の佐藤柚貴(東洋大・日大山形高出)が優勝。緩斜面の多いコースで、地の利を生かしてスピードに乗った。「競技人生最後の年」と話す大学4年生は「自信を持って滑れた」と充実の表情を見せた。

 小学1年から練習し、コースの特長は体に染みついていた。緩斜面までのターンでミスを極力抑え、減速しないことを意識。夏場のウエートトレーニングなど苦しい練習が実を結び、県選手権の回転、大回転と合わせて三つのタイトルを獲得した。「狙っていたが、まさか本当にできるとは。すごくうれしい」

 2年前に出場した国体は途中棄権。「攻める気持ちが体の動きと合わず、崩れた」との悔いがあり「全国入賞はしたことがない。この国体で目指したい」と力強く語った。

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