力合わせ、楮ふかし 白鷹・深山和紙作り

2022/1/23 21:19
住民らが協力して進めた深山和紙制作の初期工程「楮ふかし」=白鷹町・深山和紙振興研究センター

 白鷹町深山地区でかつて農家の冬仕事として行われていた深山和紙制作の初期工程「楮(こうぞ)ふかし」「楮はぎ」「黒皮干し」が23日、深山和紙振興研究センターで行われた。製造技術が県無形文化財に指定されている和紙作り。良質な品を生み出そうと住民らが早朝から励んだ。

 和紙の原料となる植物「コウゾ」を昨年11月に同地区の畑で収穫し、事前に約85センチの長さに切りそろえて三つの束(計約800キロ)にした。この日は1束を約3時間かけて専用窯でふかした。辺りに蒸気が立ちこめる中、参加者は力を合わせて束を取り出し、冷水にさらし、軟らかくなった表皮を1本ずつ手で剥ぎ、屋外に干した。

 深山和紙作りは約400年前に始まったとされる。和紙すきは職人の高橋恵さんが担い、完成品は町内の小中高校の卒業証書、東北芸術工科大(山形市)の学位記、名刺などに使われる。

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