ウエアラブル端末で安全管理、実験 酒田・日向地区、公益大生や市職員など参加

2022/1/23 11:42
大台野集落の民家前に、壁のように積もった雪をスコップで崩す参加者=酒田市

 酒田市八幡地域の日向地区で22日、東北公益文科大(同市)の学生や市職員など約40人による「日向ささえあい除雪ボランティア」が繰り広げられた。雪害事故防止や高齢者の見守りに情報通信技術(ICT)を取り入れようと、ウエアラブル端末を活用した安全管理の実証実験も併せて実施した。

 活動は、日向コミュニティ振興会や地域の社会福祉協議会などでつくる実行委員会が主催し、10年目。参加者は9班に分かれて作業に取り組み、大台野集落では7人が、斎藤千枝子さん(91)の家の前に壁のように積もった高さ約3メートルの雪をスコップで崩した後、除雪機やスノーダンプを使って片付けた。斎藤さんは「1人暮らしのため、玄関近くの雪かきだけで精いっぱい。本当に助かる」と話した。

心拍数や転倒・転落といった作業者の状況を検知し、管理者に伝える腕時計型端末

 実証実験はデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する市や同大、NTT東日本の連携協定に基づく取り組み。腕時計型端末で検知した心拍数や位置情報、転倒・転落といった各作業者の状況を、インターネットを通じて管理者のパソコンから確認し、休憩指示などのメッセージ送信ができる同社のサービスを活用した。異常発生や、作業者から救援要請があった場合、パソコン上でのアラート表示に加え、電話やメールで管理者に伝える。

 学生ら10人が端末を装着して作業に臨み、日向コミュニティセンターの事務局とつないでメッセージの送受信や救援要請の手順を確認した。ボランティア活動と実証実験は来月12日にも行われる。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]