企業の本県進出、21年度は順調推移 東北中央道、利便向上を後押し

2022/1/22 10:49
東北中央自動車道(資料写真)

 新型コロナウイルスの感染拡大で企業活動に制限がかかる状況下、2021年度に製造業など県外企業が本県に進出、または県内で生産拠点を拡充するなどした件数が、例年並みの水準で推移している。コロナ下でリスク分散やサプライチェーン(供給網)の強化が求められていることが背景にあるとみられ、県内で整備が進む東北中央自動車道の利便性向上が企業の事業展開を後押しする。

 県産業立地室によると、県外に拠点を置く企業で21年度に新規で進出が決まったのは、昨年末時点で4社(20年度は計3社)。内訳は製造業1社、物流関係1社、医療関係2社となっている。進出場所はいずれも上山市や米沢市。東北中央道が順次開通し、19年には本県と宮城、福島両県の県都をつなぐ高速交通網が形成された効果は大きく、インターチェンジから近いエリアに工場などの建設を計画している。

 また県内における増設関連としては、プリント基板設計・製造大手のメイコー(神奈川県)が既存の河北町に加え、同社にとって国内最大規模となる新工場を天童市に建設することが決定した。国によるサプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金に本県関係で計6社が採択されたことを踏まえ、県産業立地室は「本県における製造拠点の整備、拡充は着実に進む」とみる。

 県は、企業立地促進補助金制度を設けて誘致活動を展開。工場建設にとどまらず、社員寮の整備や除雪設備の導入などにも対応可能で、21年度は多くの相談が寄せられているという。引き続き3千社規模のアンケート調査を通じて県外企業の経営方針、ニーズの把握などに努めるとしている。

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