バスケットボール男子・Bリーグ2部東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは21日、天童市の県総合運動公園アリーナで行われる第17節熊本戦(22、23日)に向けて、同会場で練習した。
山形は現在15勝13敗で東地区5位。第16節名古屋戦(8、9日)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月に代替開催することが決まった。今節の2試合で前半戦30試合が終了。上位との差は開きつつあるが、食らい付いて後半に望みをつなげたい。
西地区の熊本とは今季1勝1敗。1試合平均得点数リーグトップの攻撃力に警戒が必要だ。ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)は「平均失点数などを見れば、山形が勝つために必要な数字はそろっている」と自信を口にし、「チームの成熟度は80%くらい。継続性を大切にしていきたい」と意気込んだ。
疲れ癒やし、プレー見直し 川辺
○…高い献身性で山形の守備を支える川辺亮平。8、9日の名古屋戦が中止になり、リーグ戦がなかった2週間ほどは、近場の温泉とサウナで前半戦の疲れを癒やしたという。「ゆっくり休めたし、自分たちのプレーを見直す時間にもなった」と振り返る。
守備に重点を置くライコビッチHCの下で2年目のシーズンを戦う。練習前には「長い時間を取って、徹底的に」(川辺)という指揮官特有の相手チーム分析で、映像を通して特長を確認。今節の熊本戦も「相手のプレーは理解している。70点以内に抑えて勝つ」
守備の他に、河野誠司とのデザインプレーも会場が沸くプレーの一つ。「目が合ったら」川辺が素早くゴール下に走り込み、スローインを受けてフリーでシュート。誰もが意表を突かれる。「互いに理解し合っている。試合でどんどん見せていきたい」と意気込んだ。
|
|