真野(山形中央)、価値ある「銅」 全国高校スケート、女子1500

2022/1/21 10:43

 スピードスケートの全国高校選手権は20日、青森県八戸市のYSアリーナ八戸で男女各種目を行い、県勢は女子1500メートルの真野美咲(山形中央)が2分5秒06で3位に入った。

 最終日の21日は男女の2000メートルリレーと団体追い抜きが行われる。

〈女子1500メートル〉3位に入った真野美咲(山形中央)=青森県八戸市・YSアリーナ八戸

重ねた苦労、人生のプラスに

 【スポット】頂点に届かなかった悔しさはある。それでも手にした銅メダルはどん底からはい上がった証しだ。女子1500メートルの真野美咲(山形中央)は3位。前日の1000メートルと合わせて2種目入賞を果たした。2冠を掲げてきた本人としては決して満足できる成績ではないが、「苦労して壁を乗り越えていくのが私のスケート人生」と前を向いた。

 スタートは上々だったが、300~700メートルのラップは31秒12。30秒台を想定していただけに「コーナーのリズムが悪かった」とし、滑りが窮屈になる場面もあってスピードに乗れなかった。ゴール直前で同走の宮川笑佳(長野・長野東)にかわされ「狙ったレースで勝ち切れないのは私の弱い所」と冷静に受け止めた。

 濃厚な3年間だった。1年時に全国制覇を経験。華々しい活躍を見せた一方、練習中の転倒で2年時は不調に陥った。輝きを取り戻すため、最後の1年は必死になって練習に打ち込んできた。今大会で思い描いた結果を残すことはできなかったが、「人生のプラスになるいい経験ができた」と前向きに捉えている。

 北海道中札内村から越境入学。同校出身で北京冬季五輪代表の小坂凛(三重県スポーツ協会)は憧れの先輩だ。昨年末の選考会で会話を交わした数時間後に代表入りの一報を耳にし「すごくうれしかった」。身近な先輩の活躍に競技者として刺激を受けた。

 中学時代、地元の事業に参加して平昌冬季五輪を観戦。女子団体追い抜きの金メダル獲得の瞬間を目の当たりにし「いつか私も」との思いを強くした。大学でも競技を続ける予定で、狙うは4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪。「遠回りでも一歩ずつ近づいていきたい」としつつ「まずは残る団体追い抜きを頑張りたい」と今大会の最終種目での戴冠を見据えた。

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