スタッフ5人以上が濃厚接触者該当なら報告 県、医療態勢維持へ全病院に求める

2022/1/20 11:36

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 新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染急拡大を受け、県が県内全67病院に対し、5人以上の医療従事者が濃厚接触者に特定された際、県に報告するよう通達したことが19日、分かった。救急や特定の診療科で医療提供態勢が手薄になることが懸念されており、院内の状況を的確に把握し、地域の医療機関同士の連携で逼迫(ひっぱく)を避けるのが狙い。

 流行第6波に入り、医療スタッフが濃厚接触者となり、勤務から離脱する事例が全国的に相次いでいる。県内でも感染の急拡大で、こうした事態が増えることが想定されるため、県が独自に18日付で県内全病院に通達した。

 県によると、庄内地域の1病院から既に5人以上の医療スタッフが濃厚接触者になったとの報告が寄せられているという。県は各病院に対し、濃厚接触者に関する報告に加え、それぞれが策定した事業継続計画(BCP)に基づく対応を求めていくとしている。

 県は「地域の医療態勢を維持していくため、感染拡大による現場への影響を的確に捉える必要がある」とし、「医療提供に支障を来さないよう各病院からの情報を生かし、地域間で診療などをカバーできるように調整したい」としている。

県の無料検査延長、来月末まで

 新型コロナウイルスの無料検査に関し、県は19日、実施期間を当初の1月末までから2月末までに延長することを決めた。感染拡大が続いている状況を踏まえた対応。

 無料検査は新変異株「オミクロン株」が県内で確認されたことを受け、実施している。無症状で感染に不安を感じている県民が対象。県内の検査拠点は19日現在で計39カ所。県薬剤師会は身近な場所で検査を受けられるよう、会員薬局の協力を得て、約200カ所への拡充を目指している。検査拠点は県のホームページなどに掲載し、随時更新している。

荘内病院のPCR検査センター、来月1日に運用開始

 県は19日、鶴岡市立荘内病院への設置方針を示していた新型コロナウイルスの県PCR自主検査センターについて、2月1日から運用を始めると明らかにした。県民の不安解消につなげるもので、県内では県立河北病院(河北町)に次いで2カ所目。

 予約は今月27日から受け付ける。電話の場合、平日午前9時~午後5時に荘内病院代表0235(26)5111に連絡し「PCR自主検査希望」と伝える。病院ホームページからも予約できる。対象は▽無症状▽県内在住かそれに準ずる(県内の事業所勤務、里帰り出産で実家に帰省など)▽新型コロナの濃厚接触者ではない―のいずれも満たすことが条件。

 検査は平日のみ行い、時間は午前10時~正午と午後1~4時、検査件数は1日20人程度。県の無料検査でカバーされる2月末まで、検査代の自己負担は不要となる。3月以降は検査代の自己負担が5千円。陰性証明書の発行が必要な場合は別途、2200円が必要となる。

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