寒河江工高新校舎に産学連携拠点 改築に民間資金活用

2022/1/20 10:12
現在の場所に建て替える寒河江工業高のイメージ図(県教育委員会提供)

 県教育委員会は、現在の場所に建て替えを進める寒河江工業高の整備計画概要をまとめた。県立高校として初めて民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式を導入し、事業費の削減を図る。新校舎に産学連携の拠点を設け、地元企業との連携を進める。

 県教育政策課によると、同高は1963(昭和38)年の開校で、施設は老朽化している。今回は校舎とグラウンドの場所を入れ替え、全面改築する。校舎と体育館は2024年4月、グラウンドは25年7月の利用開始を予定している。

 県は設計から建設、維持管理までを一括発注し、「寒河江工業PFI会社」と長期契約を締結した。契約は約54億円で期間は38年度末まで。PFI方式の導入により約2億円の財政負担が軽減されるという。

 敷地面積は約4万5000平方メートル、延べ床面積は校舎が約9300平方メートル、体育館が3050平方メートル。校舎は管理ゾーン、特別教室ゾーン、産振ゾーンの3棟からなる。低層2階建てにして日当たりを良くし、開放感や融雪を考慮した。県産材を使用し、木造の天井を見せる構造を採用して温かみを持たせている。木質バイオマスなど再生可能エネルギーを活用する。

 校舎が寒河江工業団地に隣接している強みを生かし、企業や大学とのつながりを強化する。校舎中央部には産学連携拠点となる「産学協働ラボ」などを設置する。地元企業や大学の情報発信のほか、関係者を招いて交流を深めるスペースとして活用していく。

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