「商品通知→簡単注文」システム販売へ 山形の「C&CR」、LINE活用

2022/1/18 11:27
256で運用実績がある簡単予約販売システム「LINE新鮮予約」。画面上で予約、その変更まで可能だ。システム自体の販売が始まる

 山形市の企業「C&CR」(榎森啓社長)は17日、通信アプリLINE(ライン)を活用し、商品情報の発信と合わせて、受け取った消費者が注文・変更もできる簡単予約販売システム「LINE新鮮予約」の販売を2月1日に開始すると発表した。販売手段になるだけでなく、購入者の好みなどを分析して再度アプローチするリマーケティングなどにつなげられる強みがある。

 同システムは、同市で食品館256を運営する井筒屋(榎森社長)が開発し、約3年の運用実績がある。登録者に「山形牛A5ランクが290グラムで2139円」など数量限定商品の情報を一斉配信。スマートフォンなどで受け取った登録者が画面の「申し込み」をタップするだけで予約が完了し、キャンセルや個数変更もできる。顧客への情報・クーポンの一斉配信は既に多くの小売店が実施しているが、予約と変更も可能な点が新しいという。

 予約完了後は登録者が256の店舗に行き、売り場から自分の予約番号が記された商品を持ってレジに進むと他の商品と一緒に会計できる。256での配信回数はこれまで300回超。配信から28秒で完売した40個限定の商品や、約2時間半で完売した150個限定の商品もある。店側には売れ残りの懸念がなく、消費者にはお買い得商品を優先的に購入できる便利な仕組みといえる。

 榎森社長は「システムの真の狙いは物を売ることではない。店舗のファンづくりと、購入者の好みに対応したリマーケティングが目的だ」と話す。256では分析結果を店づくり、品ぞろえ、情報発信にも生かし店舗全体の売上高、客単価を大きく伸ばした。

 また人件費をかけずに導入できるのも特徴。256ではLINE新鮮予約だけで約3千人の登録があり、ほかにもLINEを活用した複数の情報発信を展開しているが、すべて1人で対応できているという。

 C&CRは、同システム自体を販売する企業として井筒屋と山形放送が出資し昨年3月に設立された。各社のニーズに応じた改良や管理を請け負うほか、会員制交流サイト(SNS)、インターネット利用の立案、マーケティングの企画なども行う。山形放送のテレビCMでLINE新鮮予約のQRコードを放映することも可能だ。

 基本料金は、どのようなシステムを構築するかによって異なる。月額利用料は6万4900円から。問い合わせはC&CR023(622)3240。

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