急成長、五十嵐(日大山形)初の頂点 県高校スキー・男子大回転

2022/1/18 10:40

 第71回全国高校スキー大会県予選会を兼ねた第73回県高校スキー大会は17日、最上町の赤倉温泉スキー場などでアルペンの男女大回転と距離の男女リレーが行われた。男子大回転は五十嵐瑞希(日大山形)が2回ともトップタイムで滑り、2分18秒94で初優勝した。女子は松田弥咲妃(同)が2回目に0秒26差を逆転し、2分23秒48で初めて頂点に立った。

 男子40キロリレーは新庄南金山のみの出場で2時間1分6秒5、女子15キロリレーは北村山のみの出場で51分24秒8だった。

【ハイライト】難コースで安定感光る

〈アルペン男子大回転〉トップタイムをそろえ優勝した五十嵐瑞希(日大山形)=最上町・赤倉温泉スキー場

 男子大回転の五十嵐瑞希(日大山形)が急成長を印象付ける初栄冠を手にした。同じ高校のライバルたちを相手に、2回とも最速タイムをマーク。小学校以来という優勝で「ここは通過点。うれしいというよりも安心した」と素直な思いを口にした。

 関係者が「全国でも有数の起伏があるコース」と言う赤倉温泉スキー場。少しでも気を抜くと上位争いから後退する環境だが、五十嵐は安定感が光った。混戦の中で「運が良かった」と、古里の群馬県と同じふわふわと水分の多い雪を味方にリードを守った。前回は「最下位から少し上の順位」だったが、初めて全国大会の出場権を手にした。

 年末年始の大会で大学生と対等に戦い「うまくいけば」という手応えがあった。切磋琢磨(せっさたくま)を意識する高校の同級生は、2位の中村騎士や女子1位の松田弥咲妃。「先生の指導、ライバルの存在、親のサポートがあって大きく飛躍できた」と周囲に感謝し、初優勝にも慢心はなし。「きょうはいい波に当たった。伸びしろはまだまだある」ときっぱり言った。

松田(日大山形)栄冠に笑顔

〈アルペン女子大回転〉果敢な滑りで初優勝した松田弥咲妃(日大山形)

 ○…笑顔がトレードマークの松田弥咲妃(日大山形)は、女子大回転2回目を前に覚悟を決めた。トップとのタイム差はわずか。「攻めてまくる」

 1回目は同じ2年生の佐藤穂(九里学園)に先行を許したが、2年前の全国中学校大会覇者のプライドがあった。「失敗したらどうしよう」と考えがちな自分にむちを打ち、低い姿勢を保って逆転に成功。「久々の1位はうれしい」と白い歯をのぞかせた。

北村山女子3人、課題意識し力走

 ○…北村山のみの出場となった距離女子15キロリレーは、各選手がそれぞれの課題を意識して臨んだ。1走西塚結は「後半にいい動きができた」と収穫を口にし、昨年9位入賞だった全国大会でのさらなる飛躍を誓った。

〈距離女子15キロリレー〉北村山の2走佐藤愛莉(左)がアンカー三上葵音にリレーする=上山市・坊平高原クロスカントリー競技場

 自分との戦いとなったレースだが、「相手を想像しながら進んだ」と2走佐藤愛莉。アンカー三上葵音がペースを落とさずゴールすると、3人で達成感を分かち合った。大舞台に向けて三上は「先頭にどれだけ食らい付けるかが鍵」とし、「目標は5位以内」と抱負を語った。

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