米沢市の笹野観音で17日、伝統の「十七堂祭」が開かれた。山伏や参拝者は護摩の残り火を素足で歩く「火渡り」で、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを祈願した。
火渡りは心身の邪気を焼き払う儀式。山伏が周囲を清めた後、杉の葉を積み上げた護摩壇に点火した。火勢が落ち着くと、素足の山伏が掛け声を発し、火が残る木の上を歩いた。約40人の参拝客もお札を手にして続いた。
2年ぶりに参加した米沢市関、飲食業岡崎みえ子さん(61)は「一歩一歩踏みしめながら、自身の健康と新型コロナウイルス禍の1日も早い収束を願った」と話した。
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