高めた実力、さあ大舞台 バイアスロン男子・尾崎選手(北村山高出)、家族ら声援

2022/1/17 11:44
尾崎光輔選手(自衛隊・北村山高出)の五輪代表決定を喜ぶ父敏春さん(左)と母みどりさん=尾花沢市

 バイアスロン男子で尾花沢市出身の尾崎光輔選手(29)=自衛隊・北村山高出=が、悲願の五輪切符を手にした。少年時代に雪国の古里で体の基礎をつくり、バイアスロンに転向後は世界の舞台で実力を高めてきた。吉報を待ち望んでいた父敏春さん(57)は「今回を逃したらもうチャンスはないと思い、五輪に行ってほしいと毎日応援してきた。感無量だ」と声を弾ませた。

 大好きな二つ年上の兄を追い掛け、尾花沢市の玉野小スポーツ少年団でクロスカントリーを始めた。敏春さんを驚かせたのはその素質だ。兄ら年長者を押しのけ、大会で何度も表彰台に上った。北村山高3年時の2011年に全国高校スキー大会の10キロクラシカルを制覇。県勢の個人種目優勝は20年ぶりの快挙だった。

 バイアスロンへの競技転向は五輪を意識しての決断だった。だが、両親は苦悩する姿も見てきた。自衛隊に入隊後の1、2年で「辞めたい」と言ったことが2度あった。3度目には本人の決断を受け入れようと決めていたが、「いい成績ではなくとも、バイアスロンが面白いと言うようになった」と、母みどりさん(57)は振り返る。アジア大会で好成績を収め、昨季は強豪が集うワールドカップ(W杯)で20位台に食い込むまでになった。夢を与えてくれた競技の魅力を伝えたい―。その思いが原動力だという。

県中学総体の距離リレーで優勝した玉野中1年時の尾崎光輔選手(左端)=家族提供

 3度目の挑戦で夢の舞台に立つ。県内に住む妻と2人の子どもたちは、父が奮闘する海外に向けて声援を送っている。敏春さんはこの時を信じ、自社工場前に応援看板を新調して設置した。初の代表入りを決め、開幕まで残り2週間。敏春さんは「日の丸と家族の思いを背負って、頑張ってきてほしい」と激励した。

大活躍心より期待、吉村知事

 吉村美栄子知事は16日、「尾崎選手は初めての出場で、オリンピックというひのき舞台での大活躍を心より期待している」とのコメントを発表した。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]