本県沿岸にも津波予報 トンガ沖噴火、住民は防災意識新た

2022/1/17 10:52
本県を含む日本海沿岸には津波予報(青い線)が出された。赤は津波警報、黄は津波注意報(気象庁のホームページより)

 トンガ沖の海底火山で15日に大規模噴火が発生し、16日にかけて日本の太平洋側には津波警報や津波注意報が発表され、本県を含む日本海側には津波予報が出された。津波予報では被害の心配はないが、庄内沿岸部の住民は関連ニュースを注視しながら「地震だけが津波の原因ではない」と認識を改め、防災意識を高めていた。

 気象庁によると、日本海側に出された津波予報に関し、本県で予想された最大の波の高さは0.2メートル未満で、若干の海面変動が見られたという。津波予報では対象地域に被害の心配はないものの、気象庁は護岸工事などで海に入る際や、釣りで海を訪れる場合には十分注意するよう呼び掛けている。

 津波災害警戒区域(イエローゾーン)に指定されている遊佐町沿岸部を含む、同町吹浦地区のまちづくり協議会長を務める佐藤勇司さん(79)は「近年、世界規模の自然災害が多数発生している。今回は本県に影響はなかったが、人ごとではない。地震だけが津波を引き起こす要因でないことを住民みんなが認識したと思う」と話し、「自主防災のあり方は見直し続けていく必要がある」と語った。

 16日朝の報道で事態を知ったという鶴岡市三瀬地区自治会の加藤勝会長(71)は「津波警報・注意報が続く異常な状況。原因は地震に限らない。何が起きるか分からない」と驚いたという。一方、太平洋沿岸部の住民が迅速に避難する様子から、2019年の本県沖地震を振り返り「当時は地区の3割が逃げなかった。高齢で自力避難が難しい人もいる。『喉元過ぎれば』ではなく、防災意識を改めて地域に根付かせたい」と気を引き締めていた。

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