市の花・バラを生かしたまちづくりを進める村山市で、バラを活用した商品が次々と生み出されている。20日には固形せっけんと化粧箱入りの贈答用ローズウオーターが発売される。
せっけんは市内の「Rose Cheek(ローズ・チーク)」(奥山拓社長)がバラの花びらを蒸留してローズウオーターを製造する過程で出る煮出し液を使い、兵庫県のせっけんメーカーと共同で開発した。
名称は「ROSEめぐり石けん」。バラの花びらには抗酸化作用のあるアントシアニンやフラボノールなどのポリフェノール類が豊富に含まれている。そうしたバラの恵みが肌を「巡る」とともに、SDGs(持続可能な開発目標)に配慮した「再利用」型原料を配合、同社を訪れたお客さんとの「めぐりあい」―といったイメージから名付けられた。
事前のモニター調査では、香りや無添加原料、洗い上がりの感触などで高評価を得たという。市の補助金を活用して取り組んだ。1個85グラムにローズウオーターが10%配合されている。1100円で市内の道の駅むらやまやJR村山駅、クアハウス碁点で販売する。贈答用ローズウオーターは100ミリリットル入り2800円で受注販売。
奥山社長は「バラ好きの女性にぜひ使ってもらい、香りの豊かさなどを感じてほしい」と語る。市ではバラに関する商品ラインアップを充実させる考えで、市政策推進課では「バラを生かした『ローズツーリズム』を展開していきたい」としている。問い合わせはローズチークhttps://rose-cheek.co.jp/
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