大学入学共通テストが15日、全国一斉に始まった。新型コロナウイルスの感染が広がる中、対策が講じられた本県の6会場でも受験生が第一関門に挑んだ。
約1700人が志願した山形大小白川キャンパス(山形市)には午前8時前から受験生が次々と訪れた。密集を生む激励は自粛されたが、出迎えた先生が「絶対大丈夫」「温かくしてね」などと優しく声を掛けると、受験生の表情がほっと緩んだ。
試験室では座席の間隔が空けられ、事前に監督者が「発熱やせきの症状がある人は手を挙げてください」「試験中はマスクで口や鼻を覆ってください」などと説明した。
本県の志願者数3735人に対する15日の受験率は▽地理歴史・公民90%▽国語95.8%▽外国語96.2%▽英語リスニング96%―だった。
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