想定超え、自治体困惑 オミクロン株急拡大

2022/1/13 13:15

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染の急拡大を受け、政府は自宅療養体制の強化を打ち出した。安心感をアピールしたい思惑が透けるが、感染者数が想定を上回った県もあり、わずか2カ月前に「最悪の事態を想定した」と胸を張った医療計画が早くもほころびを見せた格好だ。国内の新規感染者数は1万人を超え、対応を迫られる自治体からは困惑の声が上がる。

本県知事、医学的見地から見直しを提言

吉村美栄子知事

 全国知事会「新型コロナウイルス緊急対策本部」の会合にオンラインで参加した吉村美栄子知事は12日、強い感染力を持つオミクロン株の拡大で、県内でも2回目のワクチン接種終了から2カ月ほどの感染者が多数確認されていると説明。「ワクチン・検査パッケージ」の活用による行動制限の緩和に関し、感染拡大抑止のために医学的・専門的見地から見直しが必要だと提言した。

 吉村知事はオミクロン株への置き換わりが相当程度進み、医療従事者や保育士らが感染者や濃厚接触者になれば、医療機関や保育施設の活動に支障を来すと指摘。オミクロン株の特性を踏まえて療養解除の基準、濃厚接触者の定義を再検証するよう政府に求めた。また、感染抑止策を講じている飲食店などの認証制度について、認証店に給付する協力金を手厚くし、認証取得のメリットを享受できるよう要請した。

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