県、野川前県議の告訴見送り 吉村知事「総合的に判断」

2022/1/13 11:50

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 野川政文前県議による政務活動費の不正受給問題を巡り、県が刑事告訴を見送った理由に関し、吉村美栄子知事は12日、「社会的制裁を受け、損害は回復される見通し。告発を見送った県議会の対応を重く受け止めた」とした上で「総合的に判断した」などと述べた。

 この日の定例会見で吉村知事は、告訴見送りを判断した要因として▽議員辞職し、社会的制裁を受けた▽不正受給分を全額返還する意思を示し、一部を返還済み▽告発見送りを決めた県議会の対応―を列挙。別の県議による不正受給問題が発覚し、県として告訴を見送った2016年と同じ判断だと続けた。

 16年の問題発覚時、野川氏が県議会議長の立場だったことについては「釈然としないものもある」と吐露。県が被害を受けた認識はあるとしつつ、野川氏が県勢発展に貢献した面もあるとし、「私としては、もう一歩進めて、息の根を止めるようなところまでやるのか。そこまでは、ということがある」とかばった。

 野川氏は政務活動費に関し、08~20年度に人件費を架空計上して1200万円超を不正受給したことを認めている。県は昨年12月、右足首を骨折して山形市内の医療機関に入院中の吉村知事と協議し、告訴見送りを決めていた。

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