県内感染42人「第6波」 山形、寒河江でクラスター

2022/1/13 09:03

 県と山形市は12日、新たに幼児から90歳以上の男女42人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が40人を超えるのは昨年8月以来、約4カ月半ぶりで、前日の約4倍に急増。山形、寒河江の両市で計2件のクラスター(感染者集団)も確認された。感染力が強いとされるオミクロン株への置き換わりが相当程度進んでいるとみられ、県は県内「第6波」に入ったとの認識を示した。

 県、山形市によると、市町村別の内訳は、山形市が23人、寒河江市が8人、上山市が3人、東根市と尾花沢市が各2人、天童、長井、南陽、酒田の4市が各1人。山形市の1日当たりの新規感染者数は昨年8月11日と同じく最多となった。県内の累計感染者数は3705人。

 クラスターは2件。一つは山形市の山形中央高運動部で、首都圏との往来があり、部員6人の感染が判明した。同市内の他の高校運動部でも4人の感染が確認された。もう一つは寒河江市のスポーツ少年団で、12日公表の1人と過去に公表の計5人の陽性が分かった。帰省者との接触などでチーム内に広がったとみられる。

 県内の直近2週間の新規感染者数は、年末年始に0~1人で推移していたが、今月5日に約1カ月ぶりの2桁台となる14人を数えるなど、2桁台が相次いでいる。帰省や首都圏との往来などに起因する家庭内感染が要因に挙げられている。

 吉村美栄子知事は12日の定例会見で「市中感染とはみられないものの、十分な注意が必要」とし、同日の42人やクラスター2件の発生を受けて「県内の第6波に入った」との認識を示した。「オミクロン株は感染力が強く、スピードも速い」などと感染急増を懸念し、無料のPCR・抗原検査の活用や基本的な感染抑止策の徹底を県民に要請。併せて、医療逼迫(ひっぱく)の回避と経済活動の両立に向けた対応を検討するとしている。

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