大玉サクランボ「やまがた紅王」本格デビューへ 生産規模拡大

2022/1/11 20:12

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 県が開発した大玉サクランボの新品種「やまがた紅王」が2022年度に先行販売される。県はこれまで2万本を超える苗木を県内の生産者に供給し、生産体制を整えてきた。23年度の本格販売に向けてさらなる規模拡大を進めており、11日には22年度分の苗木販売に向けた生産者登録申請の受け付けを始めた。

 「やまがた紅王」は大玉で品質の良い「紅秀峰」と、レーニアと紅さやかの交雑種を掛け合わせて開発された。500円玉より大きく、鮮やかな紅色が特長。市場担当者や生産者向けの試食は行っているが、一般向けに提供されるのは今年が初となる。

 苗木の供給が始まった18年度から21年度までに約2万6千本の申請があり、計約130ヘクタール分を確保した計算になるという。生産者には一定程度、苗木が行き渡ったとみられるが、早期のブランド確立には、まとまった出荷量を確保する必要がある。生産量の7割を占める主力品種「佐藤錦」からの切り替えを推奨していることもあり、引き続き導入拡大を進める。

 県の担当者は「苗木供給は当初の計画を上回っているが、まだ面積の拡大が必要。初出荷を見据え、高品質・安定生産に向けた指導も続けていく」と話している。

 「やまがた紅王」は県産果樹で初となる生産者登録制度を導入しており、登録しなければ苗木が購入できない。新たに登録する人は5本以上、既に登録済みの場合は1本から申し込みが可能。受注生産のため、申請後のキャンセルや変更は受け付けない。22年度分の締め切りは2月18日。

 各総合支庁の農業技術普及課や「やまがたアグリネット」のホームページから申請書を入手し、申請を取りまとめる県内各JAや苗木業者などに提出する。申請書は各受付場所でも手に入る。

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