最上三十三観音、多彩に表現 写真や絵画、山形美術館で企画展開幕

2021/12/16 12:41
写真や絵画を通し、最上三十三観音の魅力を紹介している=山形市・山形美術館

 企画展「霊地やまがた―最上三十三観音をたずねて―」が15日、山形市の山形美術館で開幕した。大江町出身の写真家・山本やす子さん(東京都在住)の写真と、新庄市出身の洋画家・故近岡善次郎さんの絵画を中心に計約200点を紹介。多彩な表情を見せる仏像の写真や温かいタッチで描かれた札所の水彩画などが並び、四季の移ろいや精神文化を感じることができる。

 同展は新型コロナウイルスの影響で延期され、2022年に開催予定の「最上三十三観音子歳連合ご開帳」に先立ち企画した。会場には第1番の若松(天童市)~第33番の庭月(鮭川村)と、番外の世照(よをてらす)(最上町)の計34カ所の写真と解説を掲示。山本さんが10年かけて撮りためた境内や仏像、札所周辺の光景と、近岡さんの水彩画や観音と人々との精神的つながりを表現した「ころり観音」「雪国の市日」などの油絵、上ノ山観音所蔵の「三十三観世音曼荼羅」を展示している。

 「それぞれの地域に特性や生活文化があり、どこも魅力的。昔を思い出し、古里の良さを見つけてほしい」と山本さん。尾花沢市正厳、無職高橋守悦さん(81)は「すごいの一言。地元に関する作品も多く、歴史を感じる」と話した。

 展示は来年1月23日まで。関連イベントとして12月16、17の両日午前11時から山本さんのギャラリートーク▽同18日午後2時から山本さんの講演会▽1月8日午後2時から上ノ山観音別当・鎌上宏さんの新春講話―を予定。講演会と講話は先着50人で、当日午前10時から配布する整理券が必要となる。主催は山形美術館、山形新聞、山形放送、県。

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