酒田産「料理に合う」 黒キャベツなど西洋野菜、産地見学や意見交換

2021/12/9 08:24
カーボロネロやカリフローレなどの生産現場を見た見学会=酒田市

 酒田市内で新たな生産品目として、西洋野菜の栽培に取り組んでいる若手農家の生産現場を料理人などが見て回る「産地見学会」と料理教室が7、8の両日、同市内で開かれた。生産者は新たな特産とすることを目指しており、複合経営や新規就農の後押しとなることも期待されている。

 西洋野菜の生産にはJA庄内みどり酒田園芸センター青年部(斎藤尚人部長)「ベジビズユース」の9人が2015年から、新たな園芸品目の特産化を目指して取り組んでいる。ズッキーニや黒キャベツ「カーボロネロ」、スティックカリフラワー「カリフローレ」を栽培。産地見学会は7日に開かれ、庄内地域のホテルの料理人ら約30人がカーボロネロとカリフローレのハウスを見た。

 カーボロネロはイタリア原産で、青汁の原料などに使われる「ケール」の仲間。同青年部では計5人が11アールで栽培し、昨年は333キロを出荷した。カリフローレは日本でカリフラワーを元に品種改良して開発した野菜で、1人が1アール作付けし、昨年の収穫量は170キロ程度。いずれも、この時期からの収穫で、水稲農家でも複合経営の品目として取り組むことができる。

 参加者は意見交換会で、この2品目を生とゆでた状態で試食した。「食の都庄内」親善大使で、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で総料理長を務めた古庄浩さん(68)は「いずれも生でも食べやすく、さまざまな料理に合う。カーボロネロは熱を通しても食感などが残り、使いやすい」と話した。他の料理人からは「和食でも使えそうだ」などの意見が出された。8日は酒田調理師専門学校で、古庄さんがカーボロネロなどを使った料理の作り方を同校の生徒に指導した。

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