2度目五輪めざし、万全 スノボ・斯波選手、間もなく初戦

2021/12/8 09:03
古里で体づくりに励む斯波正樹選手(ジョイングループ)=10月、上山市

 2大会連続の冬季五輪出場を目指すスノーボード男子アルペンの斯波正樹選手(35)=ジョイングループ・山形市=が、間もなくシーズン初戦を迎える。ナショナルチームに復帰した昨季は振るわなかったが、練習環境や用具を変えるなど、新たな試みを続けて好転。「控えめに言ったとしてもかなり順調だ」と自信がみなぎる。

 31歳で迎えた2018年平昌五輪は悲願の初出場で27位。予選通過はならなかった。冠婚葬祭業を展開するジョイングループ(山形市)に所属を変更した昨季、連盟から評価を得て代表復帰した後に「流れは来たと頑張ろうと思ったが、力んでしまった」。世界選手権は34位、その後のワールドカップ(W杯)も伸び悩んだ。

 22年北京五輪が迫る今夏、新たな挑戦に懸けた。同じスノーボードで6大会連続の五輪出場に挑む竹内智香選手(37)=広島ガス=が創設した組織「&tomoka(アンドトモカ)」に加わった。5月下旬から陸上の練習を開始し、8月にソチ五輪銀メダリストの竹内選手が拠点とするスイスで合宿。雪上でのトレーニングに取り組んだ3週間は、平昌五輪で優勝したスイス代表とともに競い合った。竹内選手が師事するコーチにアドバイスを求め、タイム計測では強豪に差をつけたという。

 もう一つの試みは新しい用具の導入だ。「あの時は調子が良かったから、今回も」という「過去に向かって探しに行く」姿勢を改めた。板をはじめ、ビンディングを接続する「プレート」を思い切って替えた。スピードが上がる仕様とした一方、それを使いこなす筋力や持久力が必要になる。山形南高の同級生でトレーナーの中嶋康博さん(35)と今季もタッグを組み、10月上旬まで地元で体づくりに励んだ。

 11日にロシアで行われるW杯初戦に向け、欧州での調整は万全だという。来年1月中旬までに上位入りを果たし、五輪の派遣基準を満たすことが求められており、「年内の早い段階で決めたい」と意気込む。山形市出身で、地元企業から支援を受けて「山形産」を自負するスノーボーダー。「いいプロセスを歩んで、最高の結果をもたらしたい」と熱っぽく語った。

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