家計にも優しい「SDGs」実践 城北電気工事(山形)がサービス開始

2021/12/7 12:39
城北電気工事が家庭の電気使用量、CO2排出量を見える化し、各家庭でのSDGs達成をサポートするサービス「お家でSDGs」を始めた

 電気工事業の「城北電気工事」(山形市、伊藤誠社長)が家庭の電気使用状況を調査し、消費電力量や二酸化炭素(CO2)排出量の削減策を提案するサービス「お家(うち)でSDGs」を始めた。使用状況の見える化、改善提案、実践サポートを一貫提供。家庭からSDGs(持続可能な開発目標)達成を目指し、理解も促す狙いで、電気工事業者ならではのサービスだ。

 同社はSDGsの普及に伴い、顧客から「言葉はよく聞くが、個人で何をすれば良いか分からない」と言われることがあった。電気は生活に最も身近でCO2排出量も多い。使用量が削減できれば家計にも優しいとして、サービスを始めた。

 依頼を受けると、社員が訪問して問診票(チェックリスト)を基に聞き取り調査。消費電力量の多い照明器具やエアコン、冷蔵庫の設置台数と使用頻度をまとめる。部屋の空気をきれいに保っているか調べるためエアコンフィルターや換気扇の清掃頻度も調べる。不要な家電製品の処分状況、自然エネルギーの活用についても聞き、客に現状を把握してもらう。

 社員は調査結果から、現状と最新機種に入れ替えた場合の電気使用量、CO2排出量、1カ月の電気代を提案書にまとめて可視化し、顧客に提供する。希望があればエアコンや冷蔵庫、照明器具の買い換えをサポートするが「買い換えは決して強制でなく、現状を知るだけでも意識が変わると思う」と伊藤社長。使用状況の見える化や提案、相談は無料で応じ、機器の買い換えと設置は有料だ。

 エアコンフィルター清掃は2週間に1度のペースが理想で、適切に清掃すれば消費電力が冷房で4%、暖房で6%削減できる。最新の冷蔵庫は消費電力が10年前に比べ10%、15年前に比べると30%少ない。伊藤社長は「消費電力量は少しのことで削減できる。清掃方法も指導する」と語る。

 サービスは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、目標12「つくる責任 つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」などに合致。いずれはCO2削減量やSDGsの取り組み状況を山形市内30地区ごとに地図化し、自社ホームページで公開するという。伊藤社長は「お客さまがSDGsを考えたり意識したりするきっかけになれば」と話す。問い合わせは城北電気工事023(644)4176。

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