初市に向け「初あめ」作り大忙し 山形・大山製菓

2021/12/5 20:24
独特な形をした初あめが次々と作られている=山形市北山形2丁目・大山製菓

 新年1月10日に開かれる山形市伝統の初市を前に、無病息災や商売繁盛を招くという「初あめ」作りが、同市北山形2丁目の大山製菓で盛んに行われている。

 同社が創業した1961(昭和36)年ごろは県内に何軒もあめ専門の業者があったが、次第に減り今は1軒のみ。鈴木健太郎総務部長(44)は「初あめは他県にない山形独特の文化。縁起物として、新年に良いことがあるよう願って味わってほしい」と語る。

 原料は麦芽水あめとグラニュー糖だけ。煮詰めた糖液を金属の円盤に流し込んで急速に冷まし、特殊な機械で棒状にしたあめを独特な形に仕上げる。室温が高いと原料が溶けて棒状にならないため、あめ作りは寒い時季に限定される。

 最もオーソドックスな紅白を筆頭にごま、あんこ、きなこなど14種類を作り、1日で約300キロを仕上げる作業が今月下旬まで続くという。初市のほかスーパーや神社で販売され、大阪市内からも注文が入る。

 江戸時代から続く初市は来年、会場を文翔館の広場に移し店舗数も制限して開催される。鈴木部長は「初市限定の味覚を準備するので楽しみにしてほしい」とほほ笑んだ。

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