郷土の食材、見て知って 庄内浜文化伝道師、サケ使った料理紹介

2021/12/4 20:58
川で採捕されたサケやイクラを使った料理講習会=酒田市・酒田調理師専門学校

 本県の河川に遡上(そじょう)するサケの利活用や人工ふ化事業に理解を深めてもらう「川さけとイクラの料理講習会」が3日、酒田市の酒田調理師専門学校で開かれた。庄内浜文化伝道師が講師を務め、同市や鶴岡市から参加した人たちは料理の作り方を通し、サケについて学んだ。

 ともに同校出身で、親子で庄内浜文化伝道師を務める佐藤憲三さん(70)と、長男で調理師の憲太郎さん(34)らがさばき方や料理のこつを伝授。佐藤さんは「身の切り方には料理をする人の性格が出る」などと冗談を交えながら、手早く包丁を動かした。この日は遊佐町の月光川に上がってきた6~7キロの雄3尾を使用。参加者も包丁を握り、目の前で見るサケの大きさに驚いていた。

 ごましょうゆ焼きとイクラ丼、ちゃんこ汁に調理し、柿とセロリのサラダとともに味わった。鶴岡市から参加した水口幸子さん(70)は「遊佐町出身でサケの遡上は見たことがあるが、さばき方を見て自分でもトライしてみようと思った。サケ料理のレパートリーも増やしたい」と話した。

 県鮭人工孵化(ふか)事業連合会が主催し、庄内、内陸の各地域で交互に毎年開催。昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため中止された。一般的に出回っているサケは沖合の定置網で漁獲されたもので、川に遡上するサケは資源確保などのふ化事業のため採捕している。採捕した後は加工用などとして活用されているが、余剰卵とともに各鮭漁業生産組合などで購入することもできる。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]