運転手にパネル掲げ「ありがとう」 小国高2年の小松さん、笑顔いっぱい活動中

2021/11/28 10:48
小国高校前の横断歩道で、一時停止した車に感謝を伝えている小松幸恵さん=小国町・国道113号

 止まってくれてありがとう―。小国町の小国高2年小松幸恵さん(17)は平日朝、同校前の国道113号で手作りのパネルを掲げ、ドライバーに感謝を伝えている。小松さんは「この活動が地域の安全につながれば」との願いを込め、笑顔で道路脇に立つ。

 同校では探究学習で「白い森未来探究学」に取り組んでおり、小松さんはテーマを「感謝を伝える世界になろう」に設定した。「車がなかなか一時停止してくれず、横断歩道を渡れないこともあった」という自らの経験を踏まえ、歩行者のために止まってくれる車に感謝の気持ちを伝えようと10月中旬から活動を始めた。

 活動場所は、生徒の多くが利用する校門前の信号機がない横断歩道。登校時間帯の朝の約30分間、ドライバーに向けてパネルを掲げている。パネルには「交通安全」「ありがとう」「お気をつけて」と書き、車からも見えやすいよう、文字を大きく、カラフルに仕上げた。小松さんは「運転手がお辞儀をしてくれるなど反応がうれしい。できる限り活動を続けていきたい」と話し、寒い朝でもめげずに頑張っている。

 日本自動車連盟(JAF)の今年8月の調査によると、歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとした際、手前で一時停止する割合は、本県では42.5%。昨年(24.8%)と比べると大幅に増加しているが、日本一の長野県(85.2%)と比較すると半数以下にとどまるのが現状。このような状況を受け、県警でも昨年から横断歩道で止まった車に感謝を伝える啓発活動「交通安全ありがとう運動」を推進している。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]