山形市の里之宮湯殿山神社(渋谷宣寛宮司)では、福をかき集めるとされる縁起物の熊手を販売する熊手市が開かれ、商売繁盛や家内安全を願う人々でにぎわった。
新嘗(にいなめ)祭とえびす講大祭に合わせて開催した。今年は千円から12万円の価格帯で、大小さまざまな15種類をそろえた。購入した客には同神社神輿(みこし)会「神幸(みゆき)会」の若衆が手締めを行い、境内に手拍子と掛け声を響かせて景気づけた。
上山市栄町2丁目、自営業細谷隼人さん(44)は「みんなが手を鳴らしてくれて気持ち良い。これを弾みに繁盛できたらいい」と笑顔を見せていた。
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