天童の4中学校野球部協力、本格始動 合同練習や混成チームで試合

2021/11/23 12:40
混成チームで練習試合に臨んだ天童市内の中学野球部員=天童四中

 天童市内の四つの中学校(天童一、天童二、天童三、天童四)の野球部が協力し、合同練習や混成チームによる試合に取り組んでいる。少子化や教育現場などの現状を鑑みて今秋から本格的に始動。地元の競技団体や市教育委員会、保護者とも連携し、子どもたちが野球を楽しみ、競技力を向上できる環境をつくりながら、将来的には地域クラブとしての確立を見込んでいる。

 市内全4校の野球部員は計約45人で、部員の減少や活動の縮小が続く。さらに目標の違いや発達程度の差異、保護者や教育現場の負担度合いなど、課題もさまざまだ。そこで4校と市教育委員会、市野球連盟(矢吹栄修会長)がこれらの現状を共有。生徒のための受け皿として、「学校と地域が協働・融合」をイメージしたクラブチームの設立案に至った。

 「総合的な人間形成」「野球と学業の両立」「休日の地域部活動の実現」を方針に徐々に活動。10月から本格化し、4校の部員やコーチ、連盟のメンバーらが毎週日曜日の練習に励む。

 今月7日には4校混成による3チームが編成され、練習試合を行った。ゲームは時間制で、全員が出場できるよう自由に交代した。選手たちの自主性を重んじ、ベンチには連盟の技術指導者らが待機して相談を受けた。野球を始めたばかりの打者が空振りしても、「スイングはいいよ」などと声を掛け合ったり、守りのピンチでは自然と投手のところに集まったりしながら、選手たちは白球を追う楽しさを体現していた。

 同連盟技術指導部の町田真裕学校顧問は「昔からある野球本来の楽しさを味わいながら、クラブチームの大会で全国出場を目指すなど、地域として壮大な夢を描いている」と語っていた。

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