「一日女性町議」思い伝え 庄内町議会模擬議会

2021/11/22 11:24
庄内町の女性が日頃感じていることを町執行部に一般質問した女性模擬議会=町議場

 庄内町議会は21日、町議場で女性町民が町執行部に一般質問する「女性模擬議会」を初めて開催した。2018年に定数割れとなって以降、検討を続けている町議のなり手不足解消策の一環。一日限りの“町議”が日頃の活動を通じて感じた疑問や提言を、富樫透町長らに投げ掛けた。

 公募で集まった40~60代の8人が議員役を務め、現職町議が原稿作成などを指導してきた。持ち時間は1人30分で、通常の一般質問と同様に吉宮茂議長が進行し、町執行部が答弁した。

 国際交流▽組織への女性登用▽高齢者福祉▽動物愛護―といった分野について質問した。旅館業河村奈美さん(52)=余目=は発達障害などを抱える子への対応について質問。佐藤真哉教育長が「どんな配慮が必要か、子どもたちや他の保護者に伝えている。運動会は全員が楽しめる種目を自分たちで考えるなど、共生の心が育まれている」と答弁した。

 契約社員関口由美さん(55)=余目=はJR余目駅と、朝夕の混雑が懸念される同駅ロータリーの整備を提言した。富樫町長は「財源を気にしなければやってみたい。駅はまちの顔。相手があることなので一足飛びにはできないが思いは受け止めたい」とした。

 終了後、富樫町長は「来年は町議選が行われる。皆さん、すぐにでもなれる方ばかり」と絶賛。吉宮議長は「日常の中から出た等身大の政策提言だった。これで終わりにせず検証していきたい」とあいさつした。

 同町議会は2018年の町議選で、定数16に対し立候補が15人にとどまり、平成以降の県内市町村議選で初めて定数割れとなった。今年7月の町議補選で新人が当選し、定数割れは解消している。

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