山形市、接種率トップ81% 共同通信調査・都道府県庁所在地、月内完了91%

2021/11/14 09:57
米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン(資料写真)

 新型コロナウイルスのワクチン事業について、都道府県庁所在地の47市区のうち、山形市など43市区(91.5%)が11月末までに2回接種を「完了」することが13日、共同通信の調査で分かった。山形市は完了時の接種率が最も高い81.3%だった。15日には3回目の追加接種の全容が決まる見込みで、12月の実施に向け、事業は新たな局面に移る。政府の集計(12日公表)では、少なくとも1回目を終えた人は9909万人(総人口の78.2%)で、1億人に迫る。2回終えた人も9458万人(同74.7%)となった。

 完了を巡って、政府は11月の早い時期という目標を掲げ、接種を促してきた。明確な基準が示されない中、多くの自治体は「接種率70%台」が一つの目安。完了の判断後も希望者が打てるよう接種体制は維持される。

 調査は今月5~10日、47市区に実施した。

 11月末までに完了する43市区のうち、15市は政府の目標に沿う形で既に終えた。内訳は「10月後半」が名古屋、福岡など8市。「11月に入って完了した」のは横浜市や岡山市など7市だった。

 「11月15日の週」は長崎など4市、「11月22日の週」は福島など3市区。11月末の完了を想定した「11月29日の週」の回答が最多で、山形市を含む21市だった。

 残る4市は「12月中」(高知)「来年1月以降」(那覇)などだった。完了と判断した理由について山形市は「予約の空きが目立つ」を挙げた。

 完了時の接種率が人口の80%以上なのは山形市を含む3市で、27市は70%台で完了。そのほかは60%台や無回答などだった。

 山形市は12歳以上で見ると89.80%の接種率。未接種者には市が設置する集団接種会場において接種機会を提供するという。

 政府集計によると、65歳以上の接種率は91.0%に上った。2回接種者の割合(今月8日時点)を50代以下で見ると、50代は84.9%、40代は76.4%、30代は69.3%、20代66.0%、12~19歳60.8%だった。

 英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると、11日時点で2回完了の割合を先進7カ国(G7)で比べると、日本は、米国57.4%、英国67.4%などを上回り2位。トップのカナダ(75.1%)とほぼ肩を並べる。

 厚生労働省は15日に専門家で構成するワクチン分科会を開く。無料実施や18歳以上を対象に希望者全員に打つなど3回目の詳細を決める。

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