北村山高、めざせヨット部創設 徳良湖拠点に地域も再興

2021/10/26 08:21
体験試乗会でヨットを楽しむ北村山高生=尾花沢市・徳良湖

 尾花沢市の北村山高が、市内の徳良湖を拠点にしたヨット部の創設を目指している。定員割れに悩む学校の魅力アップにと考案し、地元のヨット愛好団体の協力を取り付けた。大内郭嘉校長は「部員確保のめどが立てば、すぐに創部できるようにしたい」と前向きだ。25日には体験試乗会が開かれ、生徒たちは風をつかまえて進む競技の面白さを体感した。

 創部に向けた動きの背景には、全国的な人口減少に伴う生徒数の減少がある。1学年の定員は学校創立の1987(昭和62)年度は315人を数えたが、段階的に減少。120人に減った2018年度以降も定員割れが続いている。

 徳良湖でのアクティビティーは、学校と地域再興に向けた授業の一環で3年生4人が発案。同所で活動する「徳良湖ヨット倶楽部(くらぶ)」(長谷山裕会長)とアイデアを練る中で、ヨット部の創部案が浮上した。三浦好昭副会長(62)は「創部すれば徳良湖で育ったジュニア層の受け皿になり、入学者増加も期待できる」と意義を強調する。発案者の一人で、同校3年生の柴崎大和さん(17)は「入部希望者が出てくれたらうれしい。ヨットで歴史をつくってほしい」と期待する。

 県内でヨット部があるのは加茂水産高のみで、内陸部の湖沼を拠点に活動する部は全国的にも珍しい。また徳良湖は農業用ため池として造成され波が少なく、練習場として適地という。試乗会は2、3年生17人が参加し、2人乗り用に搭乗した2年正野遙斗(まさのはると)さん(16)は「帆で風をつかまえる感覚が難しかった。助言をもらい前に進めた」と楽しそうだった。

 三浦副会長は創部と安定的な指導体制に向け「ヨット経験者の確保も今後課題となってくる。行政や企業などのバックアップがあればありがたい」と話した。

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