男子・山形中央V、女子・米沢中央が連覇 全日本高校バレー県代表決定戦

2021/10/25 08:47

 バレーボールの全日本高校選手権県代表決定戦は最終日の24日、山形市総合スポーツセンターで男女の決勝が行われ、男子は山形中央が3年ぶり19度目、女子は米沢中央が2年連続11度目の優勝を決めた。

 男子の山中央は山形南と対戦した。笹金蒼也を中心とした速攻で、競り合いの第1セットを制した。第2、第3セットはアタッカー陣がバランスよく攻め、3―0でストレート勝ちを収めた。

 女子の米中央は山形商と対戦。エース亀井美子を中心に攻め立て、第1、第2セットを連取。第3セットはミスが重なり先行を許したが立て直し、3―0でストレート勝ちした。

 全日本高校選手権は来年1月5日に東京体育館で開幕する。

【ハイライト】攻守、柔軟さが光る

〈男子決勝・山形中央―山形南〉第2セット、相手の攻撃をブロックする山中央の選手=山形市総合スポーツセンター

 接戦の第1セットをもぎ取り勢いに乗った。山形中央はミスもあって盤石な出だしではなかったが、すぐに修正。ストレート勝ちで3年ぶりの頂点に立ち、山田空主将は「なかなかエンジンがかからず苦しかった。やっとこのチームで全国にいける」と目を輝かせた。

 攻守で柔軟さが光った試合だった。出だしは山形南のサーブに崩され、192センチの相手エース菅原啓のスパイクに苦戦した。だが引きずらないのが今年の山中央だ。レシーブで食らい付き、ミドルブロッカー笹金蒼也を軸とした速攻で第1セットを先取。相手が対応し始めた第2セットは、長堀諒大と中村來太郎のアタッカー陣の攻撃が機能。相手エースには3枚ブロックで対抗し、反撃を断った。

 5月の県高校総体準決勝で敗れた反省から、レシーブを重点的に練習。試合前には速いボールへの対応を繰り返すなど、意識の高さが垣間見えた。山田主将は「粘り強い守備からのコンビバレーは目指してきた形」と胸を張った。

 前日の準決勝は県高校総体で敗れた羽黒に競り勝ち、雪辱を果たした。「ほぼ負けの状態から生き残った試合」(武田宏典監督)を経て「たくさん成長できた」と山田主将。一気に頂点へと駆け上がり「全国4強以上を目指す」と意気込んだ。

【スポット】連係磨き飛躍を誓う

〈女子決勝・米沢中央―山形商〉第2セット、米中央の亀井美子がスパイクを決めて20―8とする

 「自分たちのプレーを出し切れなかった。完璧な強さを見せたかった」。全国の頂点を見据えるからこそ、米沢中央の亀井美子主将の言葉には危機感がにじむ。圧倒して2セットを連取したが、第3セットで流れを失いかけた。石田和也監督は「全国の強豪は相手の隙を逃さない。いかにここから修正していけるか」と課題を語った。

 個人の高い能力で、試合を優位に進めた。171センチのエース亀井、172センチの佐藤佑海を中心に加点した。攻守の切り替えも素早く、山形商の反撃を許さず2セット連取。だが第3セットに連係が乱れた。サーブで再びリズムをつかんだが、亀井は「プレーのつながりが悪かった。全員が機能する展開にできなかった」と反省した。

 全国16強入りした前回大会の主力が多い。修正して対応したが「追い付けなければ、流れが変わったかもしれない」と石田監督。チームの結束は、全国大会に向けた大きな課題だ。亀井は「仲間の気持ちが上向くような声掛けをしたい」と主将の自覚を語り、「目標は日本一。支えてくれた人に恩返しをする」と飛躍を誓った。

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