「臨場感、視覚で感じる」モンテホーム戦 網膜投影技術、国内初スポーツ利用

2021/10/24 11:33
眼鏡型の網膜投影機を装着し、観戦する多田祐也さん=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2・モンテディオ山形は23日のホーム群馬戦で、視覚障害者を対象に観戦体験を企画した。眼鏡型の網膜投影技術を活用したもので、スポーツ利用は国内初。参加者は視覚で会場の様子を感じ、臨場感あふれる試合を味わった。

 クラブのSDGs(持続可能な開発目標)パートナー企業、QDレーザ社の眼鏡型デバイス「RETISSA Display II」を利用。3人が体験し、一人称の視点で会場の映像を感じ取った。

 病により15年前に視力を失った山形市中野のNPO法人代表・多田祐也さん(49)は「普段は周囲が白い霧のように見えているが、その中にスタジアムの輪郭と空との境界が見えた。(試合は)何度も観戦しているが、いつもと違う体験ができている」。視力があった当時を思い返し「興奮がよみがえってくる」とうれしそうに語った。

 クラブの担当者は「スポーツを楽しんでもらうきっかけになる。継続していきたい」と話した。

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