衆院選、県内各首長のスタンス 多くは前職を支援

2021/10/24 09:28

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 第49回衆院選の運動期間は残り1週間。県内3小選挙区に出馬した7候補者が連日、熱弁を振るっている。吉村美栄子知事が非自民系新人の3人を支持する中、各首長のスタンスはどうか。4年ぶりの総選挙での対応を探った。

 衆院解散の14日以降、各陣営は実質的な選挙活動に突入。県1区と県2区は前職と新人の与野党対決で、県3区は前職1人と新人2人がしのぎを削る。自公政権とのつながりなどを意識し、多くの首長は前職支援の構えを示すが、自らの選挙に与える影響を考慮した動きや、非自民系新人を推す声もある。

 佐藤孝弘山形市長は、自身が市長選で初当選した経緯などを踏まえて前職支援を鮮明にし、市勢発展につながるなどと積極的にマイクを握る。現職と自民推薦候補が激突した先の知事選で中立だった土田正剛東根市長は「県政と国政は別」と、前職を後押し。来夏に市長選がある南陽市の白岩孝夫市長は23日、前職の街頭活動に駆け付けて激励した。

 吉村知事の支持表明と歩調を合わせる動きも出ている。時田博機遊佐町長は、吉村知事との距離が近いとして無所属新人を支援し「国、県、地域のつながり」を力説する。

 また、吉村知事の出身地、寒河江・西村山地域では「市民党の立場」(佐藤洋樹寒河江市長)などと中立の立場が目立つ。来月に町長選を控える新田隆治真室川町長も中立とする。

 公示前の鶴岡市長選(今月10日投開票)で再選した皆川治市長は「市民党を選挙で掲げたので、マイクを握ってほしいと頼まれても難しい。市民も望んでいないのではないか」と静観の構え。同時実施の市議選の結果、市議会勢力は対立候補を推した陣営が多数派となり「動けば対決姿勢になる」との見方もある。

吉村知事「恩返し」訪問

 衆院選県1~3区に出馬している非自民系の新人3候補を支持する吉村美栄子知事は23日、選挙戦で初の支援行動を取り、県2区の国民民主党新人、加藤健一候補の米沢事務所(米沢市)を激励した。

 この日午前、吉村知事は自らのシンボルカラーとするオレンジ色のジャケット姿で訪問。事務所前で出迎えた加藤候補と肘タッチし、事務所内での会合に臨んだ。報道陣に対し、吉村知事は「恩返しです」と理由を告げた。

 会合は非公開。加藤候補によると、吉村知事は「(自らの)後援会や(支援女性による)オレンジの会を中心に全面的に支援する」と結束を呼び掛けたという。

 吉村知事は、自らの知事選での支援などに対する「恩返し」を各種選挙での行動基準としてきた。今回も同じスタンスとし、加藤候補と県1区の立憲民主党の候補、県3区の無所属の候補を支持する考えを示している。

 県2区には他に、自民党前職の鈴木憲和候補が出馬している。

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