県内小選挙区7候補の人となり・2区 衆院選

2021/10/23 15:13

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■鈴木憲和候補(自前・39歳) 信じる道を歩み続ける

 「首都圏と地方の格差を是正したい」。農水省に進もうと考えたのも、政治家を志したのも、この思いがあったからだ。農水官僚から転じ、30歳の初当選から3期9年。「一プレーヤー、一当事者でありたい」との言葉通り、現場にこだわり、地域の課題や可能性を踏まえて「自分に何ができるか」を考えてきた。

 基軸としてきた農業分野は、国内市場が縮小する中、生産者の海外展開を支援するプロジェクトを立ち上げた。地方の農業を次世代に継ぐきっかけにしたいと考える。

 気候変動の激しさを痛感する。最上川が氾濫した昨年の7月豪雨では、地元自治体と連携し、将来を見据えた災害対策に一定の道筋をつけた。さまざまな分野で「国としてできることは、まだまだある」。

 外務政務官を経験し、世界の中での日本の立ち位置を考える機会が増えた。「見える景色が変わった」という。その中で持ち続けているのは「あなたには、長い目で見て日本のために働ける政治家になってほしい」との言葉を掛けてくれる地元の支援者らだ。5年前、環太平洋連携協定(TPP)を巡る採決で造反した際も、地元が支えになった。だからこそ、信じる道を歩み続けることができると感じている。「地域や日本の将来のため、厳しいお願いをしたとしても『こいつが言うなら仕方がない』と思ってもらえる政治家になりたい」

 息子2人の成長を感じるのが楽しみで、3日間の夏休みは一緒に海で過ごした。冷静に政策を語る表情が、少し崩れた。

■加藤健一候補(国新・40歳) 強い意志と挑戦の精神

 21歳のころに筋ジストロフィーを患い、車いすの生活を余儀なくされたが、ポジティブだ。「障害を持つことで失ったこともあるが、出会いや物事を考える視点など人間的に幅広くなれた。逆に今は強みとなっている」。熱い語り口と強い意志は、多くの人を引きつける。

 「炎のチャレンジャー」とは周囲の評で、シンボルカラーは「赤」。立候補を決める前から、仲間と公共施設や宿泊施設に車いす専用スペースを設ける運動を手掛けたほか、地元でパラグライダータンデム飛行に挑戦するなど、引きこもりがちになる障害者に「外に出る」勇気を与えてきた。講演活動も活発に行い、着実にバリアフリー意識を人々や事業所、地域へと広げてきた。

 「車屋の社長」が夢だった。幼少期、農家だった祖父が周囲の反対を気にすることなく、農業用機械の整備などを自由にさせてくれたことが、現在の旺盛なチャレンジ精神の根底になっているという。

 2018年に障害者の就労を支援する全国でも珍しい自動車整備会社を立ち上げ、抱き続けた夢をかなえることができた。「選挙活動で職場にいられない分、社員が成長している。今はその姿を見つめることが楽しみになっている」と目を細める。

 小中学校でバレーボールに親しみ、チームの主将として県大会3位になったことも。自ら運転して家族と温泉を巡っていたが、立候補を決断した後は難しくなった。休みができたら何をしたいか。「温泉に行きたい」と屈託なく笑った。

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